阿波池田「禿頭」の酔っ払って候(元福寿司2代目)

ブログ開始9年目、75歳になった。家族、師、友にブログ通じ少しでも恩返しが出来れば幸いなり。

養殖のトラフグには毒はないのか???

2017年01月18日 22時09分39秒 | 日記
徳島県庁で「ふぐ処理師免許に係る講習」を受けて参りました。

疑問に思っていたことの一つに、養殖のトラフグには毒はないのかということです。


一般的な通説として、ふぐ毒のテトロドトキシンはふぐ自身が作るのではなく

エサを取ることによって、エサ(貝、ヒトデ、藻など)の中の毒をふぐの中に蓄えると言われていますので

ひょっとしたら養殖のふぐには毒はないことになりますが、本当のところはどうなんだろうかということです。


ですから、TVで山の中のふぐ養殖場の取材で養殖のふぐには毒がないと、

言っていた記憶がありますし、たしか大学の先生がその山の中の養殖ふぐの肝を食べているのを見た気がします。


しかしこの通説には科学的根拠がないそうで、今日の講習会の説明では、天然、養殖にかかわらず

トラフグの肝、卵巣及び毒がある部位はお客様に提供は出来ません、個体差があるらしいんです。


でもトラフグの肝はめっちゃおいしそうに見えるのも事実です、フォアグラどころではありません、

これが食べられたらどんなにおいしいのだろうと、初代の親父は、肝を薄く削いだものを

水に長時間さらして、血抜きをしてお客様に提供しているのも見た記憶があるようなないような・・・


42年前に人間国宝の8代目坂東三津五郎さんが、京都のホテルでふぐの肝をたべ急死されたのですが

4人分として出された肝を、他の方が怖がって食べなかったのを一人で召し上がったそうだと

親父は言っておりましたが、定かではありません。

とにかくトラフグの肝も卵巣も売ってもいけないし食べてもいけません、ただしトラフグの

白子は食せます。白子も好きな方が多いですね。思い出してもよだれがでてきそう・・・
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