2017年9月1日に発売になったばかりの香り。
調香師はもちろん、オリビエ・ポルジュ。
しかしまあ、古い香りを整理せずに、これだけ新製品を
発売すること。
本当は、銀座のGINZA SIXあたりで8月に先行発売されたのだが、
いずれ全国展開するのに、わざわざ行ってられない、と
いうことで待っていたのだ。
こういうことって、田舎者が、がっついて行くものではなく、招待状が来て、
「そーねえ、行ってあげようかしら」ってな感じのテイストだよね(笑)。
タイトルの「ガブリエル」とは「ココ・ガブリエル・シャネル」の
ガブリエルだ。
シャネルはモチーフがいつも内向きだ。
オフィシャルサイトによると、シャネルが活躍する前の
ガブリエルの頃がモチーフだそうだ。
しかしまあ、あまり幸福とはいえない時期の何をモチーフに
しているのかね。
芸術家の考えることは、わかりません。
しかし、そのうちネタ切れになるぞ。
キュイール・ド・ルシー、31 リュカンボン、1932、ガーデニア、BOY、
みんなシャネル個人にまつわるネーミングだ。
いちいち解説しないので、興味のある方はググってみてください。
なお、私のブログの過去記事も参照できます。
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ちなみに、ココと言う名前はニックネームです。
バーで歌手のアルバイトをしていたときにつけられたそうです。
ガブリエルは香水がありません。
オー・ド・パルファムのみです。
はじめからこの濃度で設計された、ということです。
しかし、ほかのラインよりけっこう高い。
同じ容量で3,000円くらい高いです。
どうも、ココ・ヌアールと同じ扱いのようです。
ボトルが糸巻きのように真ん中がへこんでいる。
今までにはない、パターンだね。
「値段が高いのは、ボトル代です」なんて、言わないでくれよ。
香りは、4つの花がメインだそうだ。
パンフによると、ジャスミン、オレンジ・ブロッサム、イラン・イラン、グラース・チュベローズ。
ジャスミン、イラン・イラン、チュベローズはシャネルの定番の香りだが、グラース・チュベローズ
というからにはグラース(地方)のチュベローズなんだろうな(笑)。
おっ、渋い・・・・からの、はいはいこの香りで・・・・・あらっ、消えた、という感じ。
最初のトップノートが、近頃嗅いだことのないような渋さ。
えっ、このままなのかい!と思ったら、いつもの、ちょいチャラな感じ。
あーはいはい、そうきましたか。脳天直撃砲。
このまま、中のキツい成分だけ後をひいたらやだな、と思っていた。
近頃のシャネル製品に多いのよ、こういうのが。
そしたら、すっきり消えてくれた。
もしかして、薄いの?と思うくらいすっきり消えてくれる。これは、びっくり。
吸い取り紙を手で温めて、香りを嗅いでも、調和された香りがする。
いつもの、キツい香りだけ、ではないのだ。
ほー、息子(オリビエ・ポルジュ)、なかなかやるね。
これは、なにに似ているのかな。
チャンスではないような気がする。
どちらかというと、アリュールのラインかな。
まあでも、これはこれでアリだと思う。悪くないよ。
興味のある人は、サンプルで確認してみてください。
本体を買ってしまってからサンプルが届くという、相変わらずの間の悪さ。