今回は猪苗代町にある”いわはし館”です。
名物の”五段そば”を食べるためにいきました。
場所は国道49号線を郡山市から会津若松市方面へ走って行き、
猪苗代町に入ると、野口英世記念館が国道沿いに見えてきます。
その記念館の直前に天鏡台へ曲がるT字路がありますので、右折します。
しばらく直進すると右手に見えます。
かなり大きな建物ですので、見落とすことはないと思います。
私が食べたそば屋のなかでは一番大きな箱でした。
ちょっとした”道の駅”クラスの大きさです。
駐車場の正面に磐梯山が・・・
”いわはし館”というくらいなので、”いわはしさんのお店”なのかな、
と思いましたが、運営してるのは(財)猪苗代町振興公社。
あらら、公営なのね・・・イヤな予感・・・。
なんでもパンフレットによれば「磐梯山は、天高くそびえ立つ岩(磐)のはしご(橋)
にたとえられ「いわはし山」と呼ばれておりました。そのいわはし山の名をとり
「いわはし館」と名づけられました。」とのこと。
プチ情報でした。
お目当ての”五段そば”は古くから会津では、おめでたい席で食べられてきた
そばで、五種類の薬味で食べます。
会津ではそばは米の代用食だけではなく、祝い事の時の食べ物でもあるんです。
”祝言そば”というのもあるんですよ。
店内はかなり広いですね、初めから”団体客ありき”の造りです。
それでは、五段そばを注文します。
あっ、天ぷらもある。じゃあ、天ぷらも注文です。
このいわはし館のすごいところは、かなりの部分、情報公開しています。
お店のHPを見ると、そばの仕入れ先から製粉方法、配合量まで書いてあります。
さすが公営ですね。
おっ、そばが来ましたよ。
五段に積まれた薬味。
ねぎと七味
ごまとくるみ
しいたけと柚
ひき割り納豆
大根おろしとたかの爪
です。
どの、パンフレットや情報を見てもこの順番ですので、決まっているのかも
しれません。
”そば口上”にこの順番で出てきますので、間違いないでしょう。
そばは猪苗代の地粉”会津在来”だそうです。
それを小麦粉”ゆきちから”で二八にしています。
おっ、”会津在来”けっこううまい。
いつもの”会津のかおり”とは微妙に違いますが、うまいですよ。
勘違いしないように、会津在来とはそばの品種名ではなく、会津の無名の
地元で採れる玄そば、という意味です。
最初のねぎと七味、これは合うでしょうやっぱり・・・問題なし。
次のごまとくるみ・・・甘い、でもこれくらいの量ならいいや。
さてお次のしいたけと柚は・・・これはいい!一番好きかも。
問題のひき割り納豆ですが・・・やっぱり納豆の味しかしない。
最後の大根おろしとたかの爪ですが、これも合うでしょ、やっぱり。
て言うか、高遠そばですよねこれ、ダシ入りの。
けっこうそばの量があって、食べ応えありました。
でも、オマケのこづゆの味がいつもと違う。
まぁ、場所が違えば味が違うのは当たり前なのですが、でもちくわは
いりません。ホタテの味もしないし・・・
天ぷらも普通すぎたなぁ。五段そばだけでよかったかも。
あと、薬味の種類が多いのでつゆが多めです。
むりして全部飲まない方がいいですよ。
最後にそば湯が来るのですが、ここで問題発生。
どの器で飲むの?
色々考えて、最後の大根おろしとたかの爪の器に決定。
これなら多少、味が移っても問題ないでしょう。
しかし器が薄いので、三三九度状態に・・・
駐車場が広いし冬期以外は年中無休なので、友達や家族親戚と
会津観光の際に立ち寄ってみてはいかがでしょう。
”会津のうまいそば”は確実に食べられます。
ベストではないかもしれませんけどね・・・。