本棚を整理していたら、懐かしい物が
出てきた。
フライトシミュレータは、発売されるたび
いつも購入してきた。
今年も8月に、2020年版が発売
される予定である。
私が好きになった原点とも言える作品が
これだ。
左下に「富士通FM-7」と書いてある。
30年位前の、8ビットのパソコンだ。
今のWindowsと違って、当時のソフト
は、○○○用とかあって、違えば当然
動かなかった。
どれだけ動くソフトがあるかで、売れ行きが
大きく違っていた。
富士通は「FM-○」
NECは「PC-○○○1」
シャープは「MZ-○○」
という、ブランド展開していた。
たしか、カシオも参入していたはず。
出たばかりのWindowsも、NEC PC-98用
と、それ以外用に分かれていた。
Windowsとの互換性を保てば保つほど、
自社製品の差別化ができなくなる
というジレンマに陥っていった。
Windowsを甘く見ていたNECは、自社
独自の機能を重視しすぎて、「Windows
が動かない、使えねえパソコン」という
烙印を押されてしまった。
当時は漢字すら、まともに入力できなかった。
ワープロソフトって、今なら文書を作成する
ソフトっていう認識ですよね。
でも当時は、漢字が表示、印刷できるソフト
くらいの認識だった。
そう、当時、漢字は文字ではなく、ドット絵
だったのだ。
扱いは「スーパーマリオ」と同じである。
では、このフライトシミュレータ、どんなソフ
トだったのか。
風景はなんと「線」。
専門的には「ワイヤーフレーム」と言います。
これで満足していたんだねえ。
裏面には
LOADM"CAS0:",,R
とパソコンに打ち込んでください、と書いて
ある。
これは、カセット0番のデバイスからマシン語
プログラムをロードしなさい。
ロードが終わったら、即実行しなさい。
という命令のことである。
えっ、カセット?
では、中身を見てみましょう。
音楽テープ?
いえいえ、この中に、アナログに変換
されたプログラムが書き込みされて
います。
読み込むときは、逆にデジタルに変換
するのです。
単純に、音がすれば"1"、無音なら"0"
という理屈です。
カセットのPLAYボタンを押すと、スピーカー
からビー~ヒョロヒョロ、っていう音がしてま
した。
なぜ、こんなものが今まで残っていたんだろ
う。
やっぱり、思い出がいっぱいあって、捨て
られなかったのかもしれない。
おまけ
水もしたたる、いい男?
ガストで、ドリンクバーへコーヒーを
取りに行く際、ふと右側の席を
見たら「使用禁止」の張り紙が
してあった。
なんで?
張り紙のわきを見たら、テーブルが
水でビショビショだ。
えっ、こんな新しい建物で、雨漏り?
いやいや、雨なんか降ってねえし・・・
とりあえずコーヒーを入れて、帰りに
じっくり見た。
そしたら、空調の吹き出し口から
水が垂れていた。
まあ、よくあるパターンでは・・・ある。