風とカモメの街に暮らして

海外生活、20年、シニアの生活を綴っています。                   

淋しすぎるゴールデンウィーク

2024-05-06 18:44:00 | 日本に帰国中

5月になって、快適な気温になってきました。自転車で走っていると、暑い日差しの日でも、心地よい風が吹き抜けていきます。
昨日などは、昼間は暑くて、このような気温なら、イギリスでなら、海で泳げるほどの気温かもと思っていました。
ですが、あいにく、イギリスは未だに寒くて雨が多いようです。

忙しかったのは4月いっぱいで、5月になりゴールデンウィークに入ると、急に誰とも会うこともなく、どこもお休みなので、(といっても、大事な用事は、何とか連休前に片づけました)淋しさが襲ってきました。
息子に連絡することがあり、電話をするも、何度かけても出ません。
出ないはずです。
息子は長男(私の孫)に自分の携帯を渡しているのです。
息子が自分の携帯を長男(私にとっては孫)に渡してからは、私のLINEも削除されてしまって、なかなか息子とは連絡取れません。

長男孫に最後に会ったのは、2019年です。
小さい頃は、それでも、懐いてくれてた時期があったけど、息子のお嫁さんに、私が拒絶され、わざわざ九州に行っても、そっぽを向かれてしまって、家にもあげてもらえることはありませんでした。
息子から今年、息子の長男孫が高校入学を果たしたというので、お祝い金を渡しましたが、ありがとうの一言もありませんでした。
それどころか、電話を、わざと切っているようなのです。
お嫁さんの影響を受けて、私のことが嫌いなんだろうなと思うと、本当に傷ついてしまいます。

息子はお嫁さんに何も言わないし、二人の間を、取り持つということもしません。
ひとえに私の育て方と、元夫の私に対する態度を見て育った息子が、そうなっても、不思議ではないのかも?
わたしはリスペクトされるような母親ではなかったのだから、仕方ないのかもしれません。

でも、本当に淋しくて淋しくて、どうしようもありません。
特にGWのこの季節、家族と過ごす人々をみたり、孫と仲良く遊んでいるシニアの人々を見ると
うらやましくて仕方ありません。
年取ってから、こんな風な非情な仕打ちを受けるとは思ってもみませんでした。
親切に接したつもりだったのに。

わたしの住んでるエリア(父母の家)は、どちらかというと、治安のよいエリアではないです。
昔は、暴走族が走り回っていました。

日本に帰ってきて思うことは、狭い道路なのに、どうして皆、不必要なくらい、どでかい車に乗っているのかと思います。すべて見栄の為なのでしょう。
ホルムズ海峡が封鎖されて、ガソリンが入って来なくなったら、真っ先に困るのは、こんな不必要なくらい、どでかい車を持っている人なのではないでしょうか?

自転車や人は大きい車が来るたびに、よけなければいけません。
今にもひき殺されそうなくらい、スピード出してくる大型の車が多いです。
軽に乗っている人は、たいてい、歩行者を気遣って、スピードを落として追い越して行くのに。
それに、一体全体、こんなガソリンを食う、どでかい車が必要なのか?と疑問に思います。
狭い道なのに。
高級住宅街は、たいてい道が広くて、自転車を乗っていても、車に追い越される時も安全です。
うちは、貧乏なエリアです。

イギリスのフラットも狭い間取りの、どちらかというと貧乏なエリアですが、それでも、1階に2年前に住んでいたシニアの男性は、600ポンドの家賃を払っていましたが、大家さんが売却したので、追い出され一時期、ホームレスになりました。今はカウンシルフラットに入居できたようですが。
去年、入居してきたカップルは、900ポンドの家賃を払っていました。
彼らは4月末に引っ越したそうです。

その後、家賃は、さらに値上がりして、1100ポンドになったそうです、(21-22万円くらい)
すごく高い!幸い私たちはローンを支払い終わったので、ラッキーでした。
新しい入居者は決まっているようです。どんな人たちなのか、心配です。
でも1100ポンドの家賃を支払える人って、きっと良い仕事をしている人達なのでしょう。

昨日までは、鬱で気分が落ち込んで、何もする気になれませんでした。
息子のことを考えると悲しくて、苦しくて。今はもう、孫に会いたいとも思いません。
血のつながっていない他人の子供の方がずっとかわいい。例えば、夫の孫とか、私に懐いてくれてるし。

でも、今日は少し気分転換できました。
朝から予約していた美容院に行ってきて、美容師の若い女性と話しをするだけでも、気がまぎれました。そして、きれいにカットとヘアマニキュアをしてくれました。
その美容師さんは、私の髪を触ってみて、「こんなに、サラサラの髪を触るのは久しぶりです。若い子だと、サラサラですけど」という褒め言葉に嬉しくなりました。
白髪染めは髪の毛を痛めるそうです。
わたしはアトピー肌なので、昔からヘアマニキュアしかダメなのです。

もうあとわずかでイギリスに帰れます。ほっとしています。
去年の今頃のブログを読むと、楽しくて帰るのが名残惜しかったことが書いてあります。
友達が来てくれてサイクリングしたり、一緒に外食したり、カラオケに行ったり、充実していました。

今年は、中学時代からの親友のEちゃんが、会う約束を、3回もドタキャンしました。
理由は彼女の手術した腰が、痛くて座ることもできないからです。
痛みと不快感に、四六時中、苦しんでるEちゃんのことを考えると、私まで、つらい気持ちになります。

そして、私には、近所に誰も親しい人がいないので、何かあった時のことを考えると恐ろしくなります。年に1回しか帰ってこないこともありますが。
友達を作るにも、何も、つてもないし、出会う場所もありません。

生徒さんたちにメールをしました。2人を除いてすべての生徒さんから返事があり、私のレッスンを待っていてくれるとのこと。
有難いことです。
仕事があって、健康でいられることに感謝したいです。

そして、冷たい息子家族だけど、自分たちで、幸せに楽しくやってるのなら、それで、良いと思う努力をすることにしよう。
難しいけど、ネガティブな気持ちでいると、自分自身が、ますます不幸になってしまう。

私は、彼らと交流することを、もうあきらめるべきなのだ。
できるだけ電話もしないようにしよう。電話といっても、たった3分くらい、1か月に1回でいいのだけど。それも、望むべきではないのだろう。
私と同じような状況の人がいたら、お話してみたいものです。

これから、私は私だけのために、お金を使おうと思います。
私も息子をあてにしないし、私も、何もしてあげる必要ないんだなと思います。
そうですね。他人みたいな関係。淋しいけど、他人以下かも?

だって、他人だと、他人から何かお祝い金などを、もらったら、せめて、ありがとうの一言は言うだろう。
それがないのは、礼儀がないとしか言えない。
やはり、私の育て方が悪かったということだろう。  
若い時は、忙しすぎて、自分のことしか考えられないのだろう。

最近の、ひとり晩御飯

天然ぶりが売っていたので、ぶり大根を作ってみた。すごく美味しくて、びっくり!!
それに超簡単!ぶりは、煮込んでも煮崩れしない。また、日本に帰ってきた時、作ってみたい。


昨夜は、近くの肉屋さんに行き、(この辺のスーパーは閉店してしまった)ハラミとバラを100gずつ買った。肉屋さんオリジナルのたれも、すごく美味しかった。
これらの肉を買って、お腹いっぱい食べても、1000円、何とリーズナブルなこと!
美味しいものを食べると幸せな気分になる。
焼肉屋さんには、一人で行くことがないけど、昔、近くの焼き肉屋さんに、行った時は、かなりの値段になってびっくり!


帰る前なので、食材を減らして、冷蔵庫を空っぽにしていかないと!!

この辺は、タクシーも来なくなったので(たいてい通じないし、予約もできない。とっても不便)母が生きてた頃は、タクシーもすぐに来たのに、時代は変わったものだ。

皆様からの応援や、コメントお待ちしています。


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一昨日、歯の激痛に見舞われて。

2024-05-01 05:04:09 | 日本に帰国中

本当なら、今日、友人と有馬温泉に行く予定だった。
でも、行けなくなってしまった。

一通り、いろいろな用事も済ませて、イギリスにもどる前に、のんびり、温泉につかって、と思っていた矢先、おとといの祝日29日に、急に治療した歯あかに激痛が走った。

今まで、ものすごく忙しい日々を過ごしていて、なかなか、ゆっくりする時間もなくて、長い間、行ってなかった温泉にも行けると思っていたのに。

でも、こんな歯の状態だと行けないかも?
治療した歯の神経が痛んできたのに違いないと思った。
もし行けなかった場合、私はキャンセル料を払うので、今回は、もしかしたら無理かもと、友人に伝えたところ、友人はすぐに、他の友人を見つけて、一緒に行くことにしたようだ。

昨日、歯科に行ったところ、神経は抜くことが出来ないと言われた。
今からだとGWを挟むので、とても無理だと。
もともと、この歯は昨年、イギリスに帰る前に、痛み出して、神経に近いところだけど、神経は残しておきますと言われて、ギリギリ、保険外でのセラミックの詰め物を作ってもらった歯なのだ。
昔は、神経を簡単に抜いてくれたのにと、思ったけど、この先生は、神経を抜くと根管治療をしないといけないのだという。それに時間がかかると。
私は神経を抜いたら、痛みがなくなって、それで簡単に詰め物をしてくれると思っていた。

昔の歯科のやり方とちがうのか?
この先生のやり方は、神経はできるだけ残しておいた方がよいという考えみたいだ。
イギリスのNHSの歯科(昨年、レジスター出来た)では、日本に帰る前に、この歯が炎症を起こしているといわれた。そして、抗生物質をもらって、何とか日本までたどり着いた。
この時、この歯科医は、もし神経を抜きたければ、「私の同僚が、神経を抜くのをやってくれる」と言ってた。

以前かかっていたプライベートの歯科は、あまりにも高い値段になったので、行かなくなってしまった。それに、以前のプライベートの歯科医には、入れ歯はできない、インプラントしかできないと言われた。私は骨粗しょう症の薬を飲んでいたことがあるので無理だと思う。
この薬を飲んでいたのは、半年だけだけど、一生涯、骨に影響が残るらしい。
だから、インプラントはリスクだ。
今回は、以前、残っていた根管も、抜いてもらった。いずれ抜かないといけないと言われていた。わずかに残っていた歯が折れていたからだ。

今回、私は部分入れ歯を作ることになった。
今、かかっている日本の歯科医が、入れ歯を入れたほうがいい、というのだ。
以前かかっていた日本の歯科医は、別に入れたくなければ入れなくてもよい、と言ってた。
歯がないと、他の歯に影響するらしいけど、今のところ、私の歯は、そんなにグラグラしていないから、入れ歯を入れたらきっと、気持ち悪いだろうし、本当のところ、無理だろうと思っている。
今回の日本滞在では、歯の治療が主だった気がする。
1週間の多い時では3回も通った。

あまり、いろいろなことが出来ずじまいだった。
どこにも行けなかった気がする。
奈良の友人のところに半日行って、美味しいお蕎麦屋さんに車で連れて行ってもらった後、
彼女の家に行き、ペットのワンちゃんに会うこともできた。

前半には、東京の知人が来て、2日間、大阪、奈良などを案内して、一日、1万7千歩か8千歩いて、ふくらはぎと足裏が痛くなって、2-3日、マッサージに通った。
回復するまでに、時間がかかったけど、幸い、足底筋膜炎にならなくて済んだ。
すぐにマッサージしてもらって、そしてストレッチをしたお陰かもしれない。

それから、今回は、地震対策として、いろいろなものを備えた。
食料は、私にはローリングストックは無理なので、缶詰を少し備えたくらいだ。
長期保存の水もまた買ったけど、家が崩れ落ちたら、取り出せない。
お米も無農薬の玄米を買ったけど、わずか2キロだけ備蓄用にあるだけだ。
それに、野菜が食べられないとなると、耐えられないだろうなと思う。

肉や魚がなくても、お米と野菜、みそ、しょうゆがあれば、何とかなるだろうけど、
やはり、海外に帰るので、そういうローリングストックしながら、食料備蓄は無理だなと思った。

地震が起きて、この家が崩れ落ちて、避難所生活になるのは、絶対に嫌だなと思うけど、この国いる限り、覚悟しないといけないのだろう。
簡易トイレ(使い捨て)だけは、Amazonで購入できた。
これも、地震が起きて、持って逃げれるものではない。
屈強な男子がいれば大きなリュックも背負えるだろうけど。
私のような一人暮らしの婆さんには、無理な話だ。

それにしても、海外からの大勢の観光客が来ているが、この人たち、地震が起きたらどうなるのだろう?
交通網も遮断されるし、飛行機も飛ばなくなるかもしれない。

第一、私のような年寄りが、サバイバルするのは、大変だと思った。
家族がいれば別だろうけど。
逃げる際にも、重いリュックは背負って逃げれない。
たった一人で、頼れる人が誰も周りにいない。
日本にいる間、それはリスクだなと思った。
頼れる人といえば、いつもお世話になっている不動産屋さんくらいなもの。
その不動産ご夫妻も、私より高齢。

私の住む場所に近い駅の回りは、スーパーもお店も、この数年で全て、なくなってしまった。
静かになったのは有難いが、駅の近くには、カフェの1軒もないし、コンビニもなくなった。
そして何より不便なのは、雨の日など、タクシーを呼ぼうとしても、まったく来てくれないことだ。予約は、受け付けてくれない。
これは、本当に不便だと感じる。
自転車だと駅まで15分くらいで行けるけど、歩くには、ちょっと時間がかかる。
まして、土砂降りの日などは、とても歩いていけるものではない。

住んでいる住人が殆ど高齢者ばかりになってきている。
若い人は車を持ってるけど、高齢者は運転できない人が多い。

母が生きている時は、まだタクシーは呼べばすぐに来てくれたのに。
なんだか、急激にいろいろなことが変化して行ってると感じる。

そして自分自身の老いも、勿論、感じる日々。
昔なら、あれもこれも、いろいろなことが出来たのに、一日でできる量が少なくなってしまった。
昔なら、遠くに出かけることも、苦にならなかったけど、今は、すぐに疲れてしまう。
特に人混みに出かけることが苦痛になってしまった。

歯の痛みは、今のところ治まっている。
このまま、無事にイギリスに帰れることを願う。
GW明けには、イギリスに帰国だ。
お天気は悪いみたいだけど、用事も済ませた今、早く帰らないと、と思う。
何しろ、仕事もあるし、夫も待っていてくれる。
今やたった一人、家族と呼べる人は、夫しかいない。
淋しい人生だけど。

3月初旬に、日本に帰ってきたころ、家の中は寒かったけど、朝と晩に湯舟につかるのが至福の時間だった。やはり、日本は良いなと思うことがいっぱいある。
これで地震がなかったらいいのに。それだけではない。台湾有事も心配だ。日本が戦争に巻き込まれる可能性もある。
そうなった時、果たして、日本に一時帰国などできるのかどうか?
不安材料は、多すぎるくらいある。それでも、日本は、やっぱり大好きな自分の祖国だ。
外国人観光客が多すぎるのも、そして円安で、外国人は旅行できても、日本人は難しい状況。
外国人富裕層がいっぱい来ていて、ホテルの値段も上がっているので、桜の季節などは、とても高くてホテルには、宿泊できない。
私は自宅があって良かったなあと思う。いろいろメンテナンスなど大変だけど。
やはり自宅は、くつろぐ。



近くの神社、梅の花がかろうじて、1本か2本くらい咲いていた。



懐かしい日本の神社の姿を見れて、やはり感激。日本に住むことの幸せを感じた。



近くのスーパーでは、こんなおいしいワインを見つけた。
昔、元夫の姉のところに行った時、「このワイン、美味しいのよ。山梨のワインなの」と言って飲ませてくれたワインと同じ味がした。
すごく甘い葡萄の香りがした。

念願のカキフライも作って食べた。3月までは、まだスーパーで牡蠣が買えた。



昨日は、こちらに帰ってから初めて、映画を観た。Youtubeで、Freeのがあったのだ。
リチャードギア主演のロスト・イン・マンハッタンという映画、ジョージオーウェルのエッセイ、パリロンドンを彷彿とさせる。
なかなか興味深い映画だった。映画を観るのは久しぶり。リチャードギアがホームレスの役を演じている。
https://www.youtube.com/watch?v=gvIZ8kCxE1Y&t=187s



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