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ウイルスが世界を変えつつある①―経済編
科学文明が進み医療技術も進歩していると自負する現代社会にあって、目に見えない小さなウイルスによって全人類が脅かされています。しかも、その脅威はグローバル化した経済や国の在り方をも変える勢いで広がっています。それはあたかも慢心した人類に鉄槌を振り下ろしているように感じるのは筆者だけではないと思います。
一方で得体のしれないウイルスは、これまで価値あるものと思われてきたさまざまな価値観やシステムを無効にしようとしています。まるで人類の目覚めを促す意図をもってそれらを体系的に破棄させる役割を担っているようにも感じられます。
当ブログでは今起きているさまざまな事象が今後どうなるのか友人たちにインタビューをしました。
今回は経済問題です。
質問①:新型コロナウイルスの感染拡大が中国のサプライチェーンに大きな影響を与えていますが、今後の見通しについてお聞かせください。
日本企業にはある程度の影響が出て潰れる企業もあるようですが、生産拠点を他国に移すチャンスと捉える企業も沢山あるようです。実は今まで中国から撤退したくても中国政府による強い縛りがあり身動きが取れない状態だったので、絶好のチャンスと考えています。
なにも中国に頼らなくても世界の国々はやっていけるようです。
仮に一年ぐらい自動車が生産できなくなっても人々は大して困ることはありません。また、他の食料や物が中国から入らなくてもそれほど重要な問題にはなりません。中国に依存する関係企業は多少困るのですが、すぐに代替を探します。騒ぐのはマスコミだけです。
質問②:中国経済はどうなるのでしょうか?
株価が下がることで不安を煽るマスコミがありますが、実際には中国経済が破綻してもあまり人々には大きな影響はないようです。要は、「主要国の経済が破綻すると世界経済に影響する」という既成のシステムが、あまり意味がなかったことを知ることになるようです。
最終的には、株価の変動で得をしたり、損をしたりするというくだらないシステムが崩壊する良いきっかけにはなりそうです。
質問③:それでも、世界的に株価が乱高下しており、経済のシステムが機能不全に陥っているように思えるのですが?
貨幣経済そのものがあちこちで崩れてきているので、遅かれ早かれ株取引というシステムも崩壊します。これからは物、技術、人材、情報などすべてに過剰な利益が生じるシステムが通用しない時代になってきます。
現在は、物が必要とされている人に適切に行き渡るだけでいいはずなのに、そこに高額な利益を期待したり、独占的に所有しようとすることが常態化しています。
アメリカも中国も世界中の国々が同じような欲望に基づいて経済が成り立っているわけです。そこでは常に不安と恐怖心の中で戦っていて、気の休まる暇はありません。そのため世界中の株の乱高下などでは関係者がみんな死ぬほどの苦しみを味わっているわけです。
現行の経済システムが続く限り、コロナに感染しなくても、みんな病気になってしまいそうです。
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