あかねの出来事

毎日いろいろな出来事、出会いがあります。
今日はどういう一日だったでしょう?

震災から復興へ

2011-08-19 09:23:16 | Weblog
自治体学会議員研究ネットワークフォーラムに参加。
私が「尊敬」する他自治体議員から、お誘いを受けて。

テーマはもちろんですが、前陸前高田市議会議員の福田利喜氏の
報告にも大変、興味を持ちました。
  
              

昨日、18日は一番暑い夏!!だったのではないでしょうか?
会場の八丁堀につくまでに汗だくでした。
「東京都の電気使用量が90%を超えました」という
メールも入り
「・・・どうしよう!大停電になったら。。」とちょっと恐怖。

高田氏は県議選挙に挑戦するために、市議を辞め、
その直後に震災にあったので、「前市議」の肩書なのですね。
奥さまは市職員でらして、津波でお亡くなりになったそうです。
10日後に発見された・・・ご本人も思わず涙ぐんでらしたけど、
こちらもつらい気持ちでした。

「震災から復興へ」がテーマ。


平常時のマニュアルが判断基準が、大規模災害などが発生したときの
判断基準になっていないか?
何を判断基準にすればよいのか?という問題。

机上の論理だけで、物事を進めてはいけない、ということ。
防災計画に「津波」という言葉はあっても、災害としての「津波」が
想定されていなかったという指摘。

そして私も同感なのですが、
「想定外」というのは、国や政府、関係省庁に、電力会社にとっての
「想定外」。自分たちが想定していなかったから「想定外」という
言葉を使っている、と憤りのような感情をお持ちでした。
安易に使いすぎる!!・・・・と。

生活者の視点にたった復旧・復興のスケジュールが必要なのに
平常時の基準で、法律や条例を持ち出して、進めていこうとする
やり方にも「おかしい!」と怒りを持っていらっしゃいました。

議員としての立ち位置にも
「議会としての活動と、ひとりの議員としての活動を同時に行う必要がある」と。

最後に強く
・災害過疎を起こさない
・生活保護世帯を絶対に生み出さない
・子供たちが夢を語れるまちにすること
が高田氏の最大の課題だそうです。


強い復興へのメッセージを聴くことができた
暑い夏でした。

会場近くからはスカイツリーがよく見えました