美優優しさと笑いをありかとう

時間と共に体調が崩れていく。どうしたらよいのか！悩みよりも焦りを感じた。せっかく二十歳になったのだから・・頑張れと思う限りで時間だけが過ぎていく午後１４時ぐらいから、口呼吸になってしまい、舌を出して苦しそうにする姿に美優がんばれーーと声をかけると耳を動かしていたのではあったが、午後１５時１０分天に召されていった 楚々を一回もしたことがないので、最後の力で便を出したのだった。
その前日に獣医に見せたのだが、後から考えると便が詰まっていたことを承知していたのに処置をしなかったからだと気が付いた。 激しい怒りを覚えたが、それよりもなによりも頭が良くて最後の最後にまで、お漏らしをしなかったということだが、全身全霊を使ってしまった美優が偉くもありそこに気が付かなかった私自身の馬鹿さ加減が情けなくてやりきれなかった 心臓マッサージをしなかったのは、もし息を取り戻してもただただ苦しいままになると考えたからだ。
美優さんが自分で考えたのだろうから、それは受け入れようそれが美優の為だと言い聞かせた。
たった4kgの小さな体で大きな愛を振りまいてくれた。動物を長く飼っている人なら判ると思うのだが、ちょっとどいて、えらいね、それは駄目、普通に話しかければ意味は通じていた。だから最愛の家族なのだ。ぽっかりとできた空洞は次第に大きくなるばかりだただ、そんな事だと、きっと美優さんが床から伸び上がって太股に手をかけて、片手でとんとんと、どうしたの？といわんばかりに伸び上がって心配させてしまうに違いない。
だから、今はただただ偶然の出会いからの２０年の楽しい事だけを思い出すようにしている。
自分が先導してお風呂に行くなんて事はもうない。 私の生涯においては・・。やんちゃで気の優しい自慢の娘、、それが美優だった。ありがとうね！