広く浅く

私は何度も書いているように、高校生の時に出会った先生のお陰で文章の魅力に魅了され読書の虫になった。深夜３時まで本を読んでいたこともしばしあって、学校の授業中にはよく寝ていた。
学校が休暇になるとアルバイトをして本とバイク代にしていた。
国語の試験はその先生にであってから学内１位、代ゼミでは志望校の中では１位から３位だった。
今は何であの頃は注釈なしで漢詩や漢文か読めたのか？不思議の一言だ。
ところで広く浅くと書いたのは、読書
本を読むことで様々な体験を知ることができる。
だから広く浅い知識が身についた。
人生の中で特技は？等と聞かれる事があると思うが特技はないとしても、たいていの話題には話を合わせることができるので、その上で特技があるに越したことはないが広く浅い知識もまんざら捨てたものではないと思っている。
こんな文章しか書けないが、好きな物を見つけて云々というのなら、私はなににでも首をつ込んでみれば、自ずと好きな物が見つかりそこは深く掘り下げるという方が合理的だと思う 若い頃本を読めば役に立つからといわれた世代だが本を読んでいて人生の役に立つかと言えばそうでもない。なんといっても私の今こんな文章しか書けないことが全てを証明してくれているのである。
ただ、作家ごとにあわせた文体で物書きはできる。　と思う・・・。
北杜夫の友人辻邦夫曰く円盤状のチャートを作れば無尽蔵に物語が書けるとのことだ。もちろん半分は冗談だろうが、でも今の世の中パソコンのソフトを作ったらあながち否定もできない。ただもしそういう人がいたら多分広辞苑を１０冊作るくらいの手間暇を要し結果なにも書けずに終わってしまいそうだ。