キリシタンに興味を持って調べていた時期に買った本。広辞苑の2/3の厚みに外箱は
白で統一されていた。値段は 高かった。
片岡はキリシタンの歴史についての第一人者だった。遠藤周作の「沈黙」にあるように 当時の
植民地を目論むオランダなどがキリスト教をその政策の一つとすえたのだが、日本は
鎖国状態になってキリスト教は禁止された。
この禁教の中でも信者は根強く信仰を守り通した。もちろん転び(棄教した人をこう読んだ)も
8割位いたと思う。それは キリスト教信仰をやめなければ即命がないからである。
いろいろな 地域のキリシタンを丹念に調べた名著である