富士フォトサロンでお会いした時は既に70代を超えていた。
でも、とても気持ちが熱い方でお年を聞かなければ、そんなお年だとは感じさせないオーラがあった。
ふと、ネットで調べたら2007年に逝去されているとの記述があった。残念ながら人間である以上
いつかはその日が来る。
サインを頂いた本が幾つかある。サインをする人ってなんで皆達筆なのだろうか・・・。
それとは別に、健三さんが、京都を離れ奥飛騨あたりで写した写真は、あまり大きな声では言えないが
やはりお年を感じるものだった。
人間の一番のピークの年齢は果たして幾つなのだろうか?篠山紀信氏等はピークを感じさせない
ある意味化け物的な存在だ。
山本健三はやはり京都を写していた頃がなんといっても良い。紅葉の時期の京都の早朝は、朝露が残っているので
その水滴を含んだ木々、葉などが、スローシャッターにすることで、フィルム面に反射を刻み込むのである。
いろんな意味で影響を受けた写真家なのである。