何度も書いているけれど ツイッターのフォロアーの数とか、ブログの
読者登録の数は どうでもいい事だと思う。
一億人が訪れてくれているけれど、禁忌事項にふれない事、これが自己制御である。
ペンクラブ（作家の職能団体）というのがある。
あまり機能していないけれど、知り合いだった直木賞作家も書けなくなったら
ただの人。かつてペンクラブが政治に対して無言の抗議をしたことがある。
ペンは剣よりも強し なんて言葉もあるが、それこそフリーランスな訳で
左から歳を取ると右になっていくのはわかるような気がする。
言論の自由をはき違えているのが、最近のマスコミだ。かつて名物刑事がいたように
名物記者がいたのだが・・。
黒田清隆の事は以前にも書いた。大阪読売の名物社会部長だった。
この人も 昨日書いた逸見政孝と同じ癌で激やせして同じ末路と言っては失礼だが
一時期コメンテーターとしてテレビにも出ていた。
しかし 渡辺恒雄という怪物には贖うすべもなくいやがらせをされて
エース記者なのに退職に追い込まれた人だ。
よく 時系列で書き進めるという方法もこの人が初めて発案したのだが。
その理由は 三菱銀行立てこもり事件でにらみ合いが続いていて、テレビは
ただただ閉まりかかったシャッターを写していた。
速報性ではテレビにはかなわないので 記者が見聞きした事を時系列で
書く事で テレビではできない事を編み出したのだ。
温厚な人だったし 読者に寄り添う事を最優先課題にしていた。
マスコミの人間も 会社という組織に属していることを残念な形で知ることとなった
