東電はすでに値上げのパンフありき

さすが東電検診票と共に、値上げのパンフがすでにできていた。こういうところの手回しは早いのだ。
今更ながら値上げに至る過程の中に公聴会を開きとあるが、既に報道されたように、何を云われても聞かぬフリ。形式上のそしりは免れない。上げる話は皆早い。だったらさし当たって、ＬＥＤの普及にエコポイントを再導入するべし。
経済効果と節電のとりあえずの切り札だろうが、白熱球の自粛はいただけないと思う。なぜかといえば、低所得者層等をいじめる結果になるし公正な取引を阻害するからだ。今やっと室内を照らせる位になったＬＥＤだが大体３～５万する。普通に考えても多少ためらう金額である。確かに節電効果はあるし、もう少し性能が良くなる余地もある。ワーキンギングプアと呼ばれる層が買えるわけがない事は明白だ。白熱球はたぶん一番明るいし安い。
むろん電気料がかかるのは誰もが承知だろう。理想論ばかり述べていても進まないのだが、物言わぬ家庭からの電力収入が95パーセントという数字にかまけて自助努力をしない東電にできることとしたら、引き落としをやめて３ヶ月遅れで払うとか、値上げ分は後で払うとかぐらいか・・・。
ただ、オイルショックの頃街のネオンが消えたように地球規模で考えれば、日本は衛星写真でほぼ全土が浮き上がるくらい明るいのである。そこに妙な見栄を感じ高度成長のシンボルと思っていたことが幻影に過ぎなかったことを改めて実感すべきではないだろうか？