ストーカーに対する罰則が強化されるとの話がある。
有識者会議がそういう結論を出したそうであり、歓迎すべき事だと一応は言っておく。ところで有識者ってどういう
基準で選んでいるのか?毎回疑問に想う。
ストーカーの検挙というのは実際なかなか難しいことは、ストーカー事件がおきるたびに検証してきたのだが、
結局有識者会議が出した結論というのは、既に私が何度も書いてきたことと殆どがオーバーラップする。
ということは、多少の知識があるならば私程度でも書けることであり、結論がでた時点では既に現実はその先を
いっているということだともいえる。
この有識者会議の責任者は、幾人からも相談を受けていながら最悪の結末を迎えてしまった事が多々ある
K氏だそうで、私は過去にこの方が逗子ストーカー事件の検証番組に出演した際に、相談ファイルを何の躊躇も
なく取りだしている姿にむかっ腹を覚えた人物である。
実名はストーカーという関係がつくこのブログの中に書いた事があるが大嫌いなので今回は匿名とする。
今回の改正の骨子は厳罰化がメインであることと加害者対策である。
これも前に書いたので省くが、厳罰化でなおも罰金刑が存在することはいかがなものかとも想う。
加害者がいつ行動を起こすかについては予見不可能な為に、いうなれば持久戦となる事が多い。
仮に捕まえてもいわゆる微罪が限度であり、それを知ってエスカレートする可能性もある。ともかく加害者は
罪の意識がないか、罪の意識はあってもわざと承知で行なうタイプがある。
どちらもやっている行為は同じかもしれないが、最大の防御はもしかしたら行政でもなく警察でもなく、いわゆる
別れさせ屋的な手段ではないかと私は思った。
そういう案件に対して対応できるのは探偵系しかないが、これを警察官が身分を隠して接近して行う事ができれば
ひとつの打開策になる事は待ちがいないと思うのだが?