マミヤのC330はスタジオ備え付けで使っていたが、これが使いすぎでオーバーホール状態に
なって、その頃は茗荷谷にひっそりとあったマミヤを訪ねて行ったことが在る。
2眼レフといって、撮影する際にシャッターを切った瞬間も確実に見れるので重宝したので
これも買い足した。(証明写真用にね)最終的にはハッセルで写していました。
他にRB67があったのだが、私から言えば最初は使っていたが、なんと言えばいいのか、全てに
於いて使いにくくて、富士のGX680を買ってからは、殆ど放置状態だった。
一番いやなのはかびに弱いレンズだということと、シャッターをきってから、ミラーレンズを下げる
動作と、フィルムの巻き上げの動作の2工程があることだった。唯一の強みは完全にマニュアルで
動くということぐらいかもしれない。
試しにRZ67も買ってみたが、巻き上げを自動で行うモーターワインダー?を付けてみてもすごく
ゆっくりと巻き上げてくれるので、なんじゃこりゃぁ~という感じで終わり。
ああ、でもレンズシャッターなので、日中シンクロが必要な時には使ったなぁー。
ただ、RBにしてもRZにしても、その頃のハイアマチュアは使っていたものなので、なんとなく
遠慮がちになったかもしれない。ただ、マミヤ645は、ペンタの645よりはコスパに優れていて
簡単にレンズを揃えられるので、大量の物撮りの時などには結構重宝した。
この物撮りは、全国に名の知れている会社が、47都道府県に配るパンフ用の撮影で、
定期的に撮影がはいるものだった。この撮影のきっかけは又聞きの又聞きくらいの人が
自分達で撮影したものを持ってきて「これはお恥ずかしいのですが」といいながら写真を
見せてくれた。明らかに素人写真だと判るもので、じゃぁ試しに写してみましょうといって
現物を持ち込んできた。箱の角が丸い事を解らせたい、全面が白色のもので、可動部分がある
のでそれが判るようにしたいとの事だった。
東急ハンズで揃えたパイプとジョイントを組み合わせて撮影台を作り白いアクリル板を適度に
折り曲げて、下から1灯とオーバーハング気味にトップライトを付けて、後は白の中の白でも
形状がわかるようにメインライトを作り、この時はなぜか645で行こうと思って、ちょい長めの
レンズで撮影してみた。一応、シノゴでも撮影した。これは、蓋のような可動部分が動くよ
という要望があったので、多重露光を行ったからである。
ということで、2つのものの現像が上がった時点ですぐに電話したら、すぐに見に来てくれた。
それで、その人は感激してくれたが、持ち帰り相談となったようで、しばらくしてから東京から
「是非撮影をお願いします」と頼まれた。カット数が多いと多少勉強していただけると
聞きましたので、この(645の感じで良いので)お願いできますかと言われた。
とりあえずですが、47カット(×3)をお願いしますといわれた。ハイ分かりましたというと、ワゴン
47個の物体が運び込まれて、狭いスタジオが商品だらけになってしまった。
うひゃぁ~と思ったが、頼まれた以上実効あるのみなのだ
続く