久しぶりにEテレ「趣味どきっ!」で裏千家の茶の湯シリーズが放送されている。
昨日は2回目。
初回は改修工事中の今日庵の露地や茶室(又隠だったかな?)の様子も映像として紹介され、興味深かった。
2回目からお稽古編に入ったわけだけど、お辞儀の仕方の説明に「なるほど」と感心した。
初心者~とはいえ、年数からすると初心者ともいえなくもない~にアドバイスする際に戸惑うことがしばしばある。
先日もまさに「お辞儀」でその場面があった。
私は立場ではないので「教える」ことはできない。
だから、「あれ?」と思っても黙っている。
その立場の方が「そのお辞儀は違いますよ」と教えているのを横から見ているけど、たぶん理解されていない。
花月の稽古で控えの間に戻って、指導役の方が戻って来る僅か3秒のほどの間に
「茶道のお辞儀はこう!」と実際にやってみせることしかできない。
「背中から首、頭まで一本の線になるように。頭を下げることではない」と理屈で説明するのが煩わしい。
そっか、「背中から」ではなく、「お腹から前へ倒すように」かぁ。←どちらも同じなんだけどねぇ。
そういう自分はいつ理解したのかなぁ。
たぶん、「初心者」の頃は頭だけがくきっと曲がっていたのではなかろうか。
逆からいえばお辞儀がきちんとできたり、立ったり座ったり、縁を踏まずに歩いたり、背筋を自然と延ばせるようになって
やっと「初心者」の域から脱したという実感が湧いたかも~
まぁ、いつの間にか出来ていた、ということにしておこう。
他人を見る際にも、お辞儀が正しくできているか否かで初心者か、そうではないかが
判断する目安になるのではないかという気もしてきた。
ちなみに、迷った挙句にテキスト買った。
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