南東北~主に山形県を巡る旅。その2日目。
朝5時台には目が覚めてしまって、起きた。
TVニュースを視ながら朝食。
ゼリー飲料と前日買った峠の力餅を2個、水分も取った。
宿泊したホテルでは朝7時からパンと珈琲が無料で提供されるとサイトに書いてあったけど、
フロント前のロビーにそんなスペースがあるだけで、そもそも時間がないからパス。
7時前にチェックアウトして、2ブロック東側~徒歩3分~にあるバスターミナルへ向かった。
窓口で鶴岡行の高速バスチケットを購入。
青春18きっぷで鶴岡まで行くのは乗り継ぎが悪くて半日かかってしまって非効率なので
やむを得ず高速バスを利用することにした。
鶴岡・酒田行のバスは7時20分発。
少し待ち時間があるので、ベンチに座った。
途端にデジャブ現象が。。。「あれ? なんか、以前にココへ来てないか?」
というのは乗り場案内に「新潟行」の文字が目に入ってしまった。
今から四半世紀前の冬、蔵王へスキーしに来た。
行きは金曜日の午後に一人で新幹線で上京し、夕方に銀座で知人と食事してから
上野発の夜行列車(=青森行の急行「津軽」)で山形へ。
そこからが記憶が曖昧なのだが、おそらく山形駅前から路線バスで蔵王温泉へ向かった。
(降りたバス停に前日に新潟から蔵王入りしていた母親が迎えに来ていたことだけ覚えている)
土日にスキーして、土曜日の夕方に山形市内から高速バスで雪の中を新潟へ行った。
なぜ新潟かといえば、父親が仕事で単身赴任していたからである。
で、宿舎に1泊してから母親と特急「日本海」で新潟から大阪へ6時間かけて戻ってきた。
で、新潟行きのバスに乗ったのがココだったのではないかと。
雪が降り続いていたから、乗ったのがこういう濡れる心配のないところだったのはなんとなく記憶にあるのだ。
建物は明らかに昭和の高度成長期に建てられた感じだしね。
(後から両親に「私たち、山形駅前のバスターミナルがらバスに乗った?」と聞いたら「たぶん」と言ってた)
記憶が曖昧なのがなんとなく悲しいような、時間の流れの速さにしみじみするような複雑な心境に思いつつ、
隣の乗り場を見たら、10分間隔でバスが発車している。(そして、その都度それなりに乗客もいる)
仙台行。
仙山線があるのに? 高速バスなんだぁ。
(以前も小倉-福岡間の高速バスがけっこう人が乗っていて少しびっくりした)
片道だけだったらJRより少し安いみたい。
仙山線は1時間に1本(7時台は2本)だから利用しづらいのかも。
鉄道の衰退をここでも見てしまって、ちょっと悲しかった。
7:20鶴岡行のバスが出発。
の 最上川? バスの窓ガラスにピントが合っちゃった~
寒河江から月山の裾野あたりを抜けるルートで湯殿山あたりに抜ける。
途中、なんか停まって待っている時間が長いなぁ~と思ったら、
道路事情による「遅れ」だった。
え? 路線バスへの乗り継ぎ6分しかないけど、間に合うの?
不安になった。
庄内観光物産館のバス停に到着。
予定では9:07に着いて、9:15の路線バスに乗り継ぐつもりだった。
が、高速バスが遅れ、9:15を過ぎてしまった。
次の路線バスは11:00。どう見てもそれよりも早い時間帯のバスはない。
思い余って、タクシー会社のホットラインへ連絡するも「混みあっていて配車がすぐにできません」
もう、待つしかなかった。
物産館で一番安い生牡蠣を1つだけ買って、食べてみたり。
バスターミナルの待合室が冷房効いていたのが救い。
峠の力餅も残ったお餅3個を食べきった。
スマホの電池が減るのを恐れて、ほぼボーっとしていた。
こんなことなら、始発のJR乗り継ぎと同じじゃん!とか思ったり。
はたまたバスの時刻表を眺めたりして、東京との夜行バスがけっこー運休になっているのを見て
改めて「今って、緊急事態宣言下で異常な状況なんだよなぁ」と実感したり。
まぁ、交通事情のよくない旅先ではありがちな時間だし、
ここはもう焦っても仕方ない。なるようになるしか~
と、最後は達観していたかなぁ。
11時やっと、目的地に向かう路線バスに乗った。
下りる時に一日乗車券を購入。
単純に往復するようりも一日乗り放題の方が安い料金って。。。
そして、やっとのことで辿り着いた目的地とは、、、
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