Akatsuki庵

後活(アトカツ)中!

茶碗の名品

2014年11月23日 13時54分52秒 | 美術館・博物館etc.
★茶道資料館 サイト
 開館35周年秋季特別展『茶の湯の名碗』
   ※12月7日(日)まで

長次郎初期の作といわれる赤楽茶碗「白鷺」が見たかったんだけどねぇ。

前期は結局行けなかった。

なので、後期の“目玉”長次郎作の「太郎坊」を見た。

こちらも初見。
初期の作と言われるけど、、、

イメージと違った。

もっと明るいかなぁと思ったんだけど、暗くてね。
飴色に近いような。

光の当て具合によって印象は違って見えるのだけど、
写真と実物の違いに少し驚いた。

ほかはね、後期の目玉は「第4の曜変天目」と言われるMIHO MUSEUMの曜変天目。

去年12月に見たばかりだから、「あ、また再会できちゃった」と少し嬉しかった。

やはり、美しいです。
ちなみに、前田家伝来とのこと。

他に印象に残ったもの。

宗及井戸。使いやすそう。

少庵井戸と呼ばれる青井戸茶碗(MIHO MUSEUM所蔵)。

石州井戸は大きくて、かいらぎもハッキリ出ていていい茶碗。

熊川茶碗「住之江」は赤楽「勾当」に似た感じ。

典型的な彫三島茶碗に東高麗茶碗(あずま、と読む。別名は江戸斗々屋、江戸高麗とも)

古そうな黄瀬戸茶碗。やや筒型なのが興味深かった。

瀬戸黒茶碗「悪太郎」。

大きな唐津茶碗「三宝」

唐津といえば朝鮮っぽい無地の茶碗もあったっけ。

御本茶碗、茂三や玄悦も久しぶりに見られてよかった。
(以前、湯木美術館でその系統の茶碗を見て勉強したので、よい復習になった)

不審庵から瀬戸黒「小原木」が出ていた。
重文指定された時にトーハクで見て以来。

加賀光悦も久しぶりに見た。

茶道資料館のいいところは個人蔵のものが出てくるところ。

ホント、一期一会になるかもしれないから、けっこー真剣に鑑賞する。

今回は図録も買って、帰りの新幹線や帰ってからもよく眺めた。

なので、鑑賞した日から日にちが経っていることもあり、
実物を見た印象より、図録の印象が混じり合ってしまっているような気もする。
  (前期のみの写真を見過ぎたため、見たような錯覚もあり)

やっぱり、早めにまとめないといかんね。

↓↓↓1クリックに御協力ください↓↓↓
人気ブログランキングへ人気ブログランキングへ
にほんブログ村 その他趣味ブログ 茶の湯・茶道へにほんブログ村
blogram投票ボタンブログラムへ
応援ヨロシク致しマス

★茶道資料館バックナンバーリスト
2014年7月 夏季展『茶道入門 抹茶を知ろう、茶道具を知ろう』
2014年5月 春季特別展『光悦・等伯ゆかりの寺 本法寺の名宝』
2014年2月 新春展『新春を寿ぐ―酒の器―』 併設展『新春の茶道具』
2013年11月 秋季特別展『佐賀県立九州陶磁文化館名品展『華やぎの九州陶磁』
2013年9月 特別展『少庵四百年忌記念 千少庵』
2013年4月 春季特別展『永青文庫所蔵 香道具展』 併設展『入門 茶の湯と香道具』
2013年1月 新春展『大松コレクション名品選 -近代絵画と茶道具-』
2012年11月 秋季特別展「-茶会記に見る茶道具-姫路藩主酒井宗雅の茶と交遊」(後期)
2012年10月 秋季特別展「-茶会記に見る茶道具-姫路藩主酒井宗雅の茶と交遊」
2012年8月 「京三条せともの屋町」
2012年5月 「四季の画賛と待合のしつらえ」
2012年2月 新春展「新春の取り合わせ」
2011年10月 肥後松井家の名品「武家と茶」
2011年8月「鵬雲斎千玄室の茶」(後期)
2011年5月「鵬雲斎千玄室の茶」(前期)
2011年2月「近代茶道の先駆者 玄々斎と又日庵 」
2010年11月「東京国立博物館蔵 広田不孤斎コレクション 茶の湯の名品」
2010年9月「千家茶道の継承 裏千家十三代 圓能斎鉄中宗室」
2010年5月「茶書にみる茶の湯の歴史」
2009年11月「わび茶の誕生-珠光から利休まで-」
2009年3月「春に笑む
2008年10月「鎌倉時代の喫茶文化」
2008年8月「涼を求めて 染付磁器の魅力」
2007年11月「千宗旦」

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 小雪 初候 虹蔵不見 | トップ | 気になる? »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

美術館・博物館etc.」カテゴリの最新記事