昨日は茶道の稽古だった。
すごく久しぶりに逆勝手。
3日前に姉弟子さんから「次は逆勝手の初炭手前をやっていただきます」とメールが来た。
頭真っ白。
さすがに「不味い」と教本を探す。
が、淡交社発行の教本は持っていない。
30年以上前に買った主婦の友社の『裏千家 茶の湯』で参照するも道具の配置図とすごく端折られた手順の身。
それでもないよりはマシ。読んでみるもピンと来ない。
仕方ないの道具配置のページだけスマホで写真撮っておく。
で、いざ稽古。
炭を組むところから「あっれ~?」。
炉の炭手前自体がご無沙汰しているとはいえ、こんなに忘れていたっけ。
ん? なんか記憶と違う。
本勝手と逆勝手は炭の組み方も違うので、よけい混乱。
足さばきに気をつけつつ、手前を始める。
炭斗の位置だけでも予習しておいてよかった。
湿し灰を置く位置は覚えていたけれど、座る向きが「ん?」。
予習していたのに、いざ席中に入ったところで「これでよかったっけ?」と邪念が入る。
湿し灰を炉中に撒くところで「ん?」。一緒だと言われても、五徳の向きが違うだけで混乱する。
胴炭を置く位置だけはなんとく覚えていた。「炉縁に並行だ」と。
それが糸口になったのか、炭を置くのはスムーズ。
でも、久しぶりなのと炭斗の位置がいつもと逆なのが禍いして、管炭と割管が一緒に持てなかった~
幸いなことにお香は置いてからわりとすぐ香りが聞き始め、しかも長くキープ。
煮えもめっちゃよかった。(炭が太かったからねぇ)
その後、濃茶平点前を見学。
炭手前のことしか考えていなかったので、他人の稽古を見取りながら備える。
で、自分も濃茶点前。足さばきも慣れてきた。
途中で、すっと記憶が戻ったような感じになって、それからは動きに余裕ができた。
私の点前が終わったところで、この日は他に1人しかいなかった相弟子さんが早退。
薄茶点前も私がすることに。
ちょうど調子が出てきたところなので、逆点前がめっちゃ楽しくスイスイできた。
稽古そのものも早めに終わった。
さきほど過去の稽古記録を遡ってみたら、逆勝手の点前を前回やっとのは2016年!
え~っ。7年ぶりだったのぉ。
そりゃ、忘れているはずだ。
こんな緩い稽古ぶりだけど、やっぱり茶道の稽古は楽しい。
姉弟子さんから「近い将来、会費を値上げすることになると思う」。
会場費はともかく、炭代と和菓子代が値上げしているそうだ。
そうだろうなぁ。
今までは良心的すぎた。
「もちろん結構です」と挨拶して帰ってきた。
月1回だし、値上げしても家計を圧迫することはない。
むしろ、この環境を失うことのが困る。
ちゃんとしたお稽古場を主宰している先生方はたいへんだろうなぁ。
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