先週の土曜日、NHK技研公開を見学したついでに世田谷美術館にも寄った。
ピーターラビット展を鑑賞。 ※6月19日(日)まで開催中
もともと観たいなぁとは思っていたのだけど、砧は遠いなぁと思っていて。(^^;
チラシには「土日は日時指定制」と書いてあったので、それも面倒くさかった。
NHK技研へ辿り着く前にふと寄ってみた。
行列しているかなぁ~と思っていたら、意外にも余裕があるようで。
会場整理の方に尋ねたら「当日券はそちらへ」と事もなげに言われたので、(じゃあ、技研の帰りに)寄ろうかと。
(当日券なので高くなっちゃうけど、そこは仕方ない)
いざ、絵本の世界へ~。
以前、どこその百貨店で「ピーターラビット展」を観たような気もするが、規模は段違い。
誕生のきっかけとなったポターの書簡や飼っていたウサギの頭部スケッチ。
病床にいた元家庭教師の息子を励ますために贈ったグリーティングカード。
最初がカードに描いたイラストだったとは意外だった。
原画なんだけど、小さい。顔を近づけてじっくり見ないと見えない~。
だけど、それがゆえに素朴さというササっと描いた気楽さが原点だということに妙にほっこりした。
会場内、5か所だけ撮影OKのポイントあり。
お尻がプリティ。
お馴染みの一場面も再現されたいた。
立体的に眺めると妙な気分。(やはり絵本の方がいい)
木のうろも再現。
カードが子供に受けて、それがウサギを主人公にしたストーリーに発展し、そして絵本として出版。
出版から120周年かぁ。
1902年といえば日本は明治時代だね。日露戦争の頃。てか、昭和天皇が生まれた翌年。
日本にも原画そのものではないけど、「ピーター兎」の話として大正時代に児童雑誌や紙芝居で入ってきたようで。
(日本に伝わるということは世界中で読まれていたということで)
そして、感心したのはポターによるグッズのプロデュース力!
ぬいぐるみから双六まで、原作者みずから監修した関連商品の数々に圧倒された。
中には絵本の世界を思うと「ビミョ~」と思わなくもないものもあったけど。
食器とかスプーンとか、持ってますワ。(貰いものものだけど)
私の場合、社会に出て自らの稼ぎを貯金しようと考えたのがピーターラビットとのつきあいの始まり。
当時、銀行の金利は自由化されていなくて、どの銀行に預けても利子は同じだった。(時代がみえるなぁ)
で、考えた。「どこに預けても同じなら、粗品がかわいいところにしよう」。
新聞広告で見かけたうさぎキャラクターのところにした。
(ちょうど採用したばかりで、大々的に宣伝していたようで。)
たまたまだけど、神戸支店はファミリアさんの隣にあって、「クマのとなりがウサギかぁ」とも思ったっけ。
父親からは「キャラクターで銀行選ぶなんて、幼稚だなぁ」と馬鹿にされたなぁ。
悔しいから、カレンダーやティッシュなどもらえる粗品は根こそぎもらって、身の回りにじゃかじゃか置いていた。
そんなわけで特に好きじゃないけど、かつてピーターラビットグッズが身の回りに存在していた時期があったっけ。
今となっては懐かしい青春の思い出。
ライセンス料、高かったろうなぁ。
と思ったのは会場を出て、グッズ売り場に至った時。
筋金入りのグッズが溢れていた。そして、いずれにもしっかり本家本元のライセンス料が載ったお値段。
思えば、ピーターラビットグッズはたくさん持っているけど、買った物は一つも持っていない。
(お金を預けてもらったものはあるけど)
うーむ。アニバーサリーだ。この際、記念になるものを買おう!
ということで、いつも機械的に買うクリアファイルは買わず、他のものを吟味した。
手軽なところで缶入りのクッキー、もしくは缶入りの紅茶かなぁ。
中身を食した後、入れ物の缶を記念に。でもさー。こういう缶って、用途がなくていずれ廃棄しちゃうんだよねぇ。
困ったと思いつつ、諦めて会場を出ようとしたところで、見つけてしまった!
トリプル遣いができる優れモノ。
キーホルダー。
外出先でのバック掛け。
更にはスマホスタンドにも。
スマホスタンドと言えば、2015年の兵馬俑展で買ったけど、こちら
吸盤の力が弱くてスマホを支えきれず使い物にならなかったなぁ。
(懲りずに京博でトラりんのスマホスタンドも買ったけど、やはり吸盤力が弱くてお蔵入り)
その点、今回のは完璧。ちょっと重たいけど。
ライセンス料もあり2,200円といいお値段だったけど、一点豪華主義でお買い上げ。
(この日は4万7,000歩も歩いたし、自分へのご褒美)
考えてみれば、キーホルダーもずっと貰い物しか使ったことがなくて。
半年前に恩師からいただいた米国土産の「A」の文字入りキーホルダーがとうとう皮が取れてしまった。
20年近く愛用していたのに~。
で、仕方ないからかなり前に幼馴染の友人からもらったスイス土産のキーホルダーを使っている。
友よ、許せ。ヨーロッパアルプスのキーホルダーはまたいつか使わせてもらうぜ。
と、付け替えた。
逆に鍵がついているのが邪魔と言えなくもないし、鍵を机に出しまくって忘れてしまうのでは?
という心配もつきまとうけど、でも鍵とスマホ!
どちらも常に肌身離さず持っていなければならないアイテムだから、絶対に忘れないようにするんだ!
という決意の下、私の暮らしはピーターラビットともにこれからも続くのであった。
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