Akatsuki庵

後活(アトカツ)中!

室瀬和美さんの漆芸展

2011年09月25日 06時58分32秒 | 美術画廊・ギャラリー
『蒔絵 室瀬和美展 ―華・響・綾―』 日本橋三越本店本館6階美術特選画廊 9/27まで

室瀬さんの存在を知ったのは、2007年の正月明け。
東京国立近代美術館工芸館にて開催された『人間国宝 松田権六の世界』がきっかけだった。
ちょうど観に行く直前にNHKの『新・日曜美術館』で取り上げられて、
そのゲストで出演されていた。(直接に指導を受けた愛弟子として)
見どころと作品や技術の解説がとても的確で、その後の展覧会鑑賞では多いに役立った。→参考

室瀬さんが「私のバイブルです」と紹介された本が「うるしの話」も読んだけど、面白かったし、
図書館で室瀬さんの著書も図書館で借りて読んだっけ。
そして、翌年(2008年)に蒔絵で人間国宝(重要無形文化財保持者)に認定された。
以来、蒔絵ではトップを走っていらっしゃる。
それは先日も紹介した通りこちら

伝統工芸展で作品をお見かけしては「ステキ」と思っていたが、個展で拝見したのは初めて。
点数は多くないけど、意欲作ぞろい。
先日、テレビで紹介されていたチェス盤やハープもあった。
実物見てこそわかる技術の細かさ

茶道具は棗が3つ。
赤い花はとても華やか。青く光るのは魅力的だけど、取り合わせが難しい?
香合は楽しい。
テレビにも出ていた猫ちゃん合子、かわいい。
そして、青い細かい螺鈿のラインが光る茶箱。189万円也。
ほしい でも、あの繊細な蓋の上で抹茶点てるなんて、できないョ。

松田権六さん譲りの古典調もしっかり受け継いで、今まさに輝く技術だなぁ。
ご本人もお見かけしたけど、やはり白いオーラを放ってた。

室瀬和美さんのサイト→こちら

その勢いで7階へ。
第58回日本伝統工芸展は10月3日まで。その後、全国を巡回するので、感想はまた後日
 本日(9/25)朝9時、もしくは10/2夜8時からNHK「日曜美術館」で解説あり

『うるしの話』 (岩波文庫)
 松田権六
岩波書店


『漆の文化―受け継がれる日本の美』 (角川選書)
 室瀬和美
 角川書店 2002年刊

※遅くなりましたが、9/25朝までにいただいたコメントについては返信済みです。
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