Akatsuki庵

後活(アトカツ)中!

やっと映画『利休』を観た

2011年09月26日 00時00分39秒 | 各種メディア
約1ヶ月ぶりの“休暇”。
できるだけ、のんびり&ゆっくり過ごした。
そして録画しておいた映画『利休』を観た。

たしか、劇場公開されたのは1989年の秋だったかと思う。
↑勘違いだったら、ごめんなさい。
映画館で観た。
茶道を習い始めた頃だったので、もっぱら逸話と歴史の流れに引っ張られてた。
ストーリー展開と役者さんとしての演技だけが印象に残った。

今回、22年ぶりに観ると視点がまるで違う。
まず、冒頭が風炉に炭を継ぐカットだったことに驚いた。
点前シーンも道具組や茶室の造りに目がいくし、
長次郎が今焼を焼く工房のシーン、等伯が襖絵を描くシーン、
織部が出てくるシーン、炭を切るシーンが気になった。
黒織部と破れ袋が本物で驚いた。
茶室もね、時雨亭に傘亭は本物でロケしたのかなぁ。
聚楽第に見立てた建物は横浜三渓園内の
もっとも、家光が春日局のために建てたものだったかと~。
待庵もよく出来ていたけど、あれは再現セットだろうなぁ。
とか、細かいところがよかった。
点前も公開当時はまだ薄茶平点前だったから、台子点前知らなかったから
今回はナルホドと感心した。

当時は同時期に公開された『本覚坊遺文』との対比だったので、
派手というか華やかな映画だという印象が残ったケド、
いやいや、渋い映画でした

ただ、バブル時代に撮った映画だなぁと改めて思った。

そういえば、今週の水曜夜10時~NHK『ヒストリア』は秀吉と利休がテーマだ。
本当に今年は利休さまがよく出るなぁ

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