原作は、直木賞受賞作。就活して、何者かになろうとする物語。
作者は、1989年生まれの27歳。
前半。ふーん、どうなるのかな?的、ドータバタ。 漂ってくる痛々しさ。
繰り返される「あなた自身を1分間で表現してください」 見ているこちらが、苦しい! 可哀相すぎて・・。
後半、どこにも受からず就活2年目!と知らされてからの、見てる側のショック! を、追い打ちかけるような、スマホ・ツイッターの暴露!
友人がスマホで内定もらい、スマホで自分を実況中継していないと立っておれない就活の精神的過酷さ、スマホでの心の二重生活。
もう後半は、舞台仕立ての回想に、ドキドキ感が ずーっと続く。 そうか、5年生だったのか・・。 内定もらえない辛さが身に染みる。がんばれ、がんばれ。 こんな、筋運び手法があるのか、新鮮だね。若いのーという面白さ。(監督は、1975年生まれの41歳)
ツイッターで分析でもしていなければ、自分じゃない誰かにならなければ、 苦しすぎる・・・。「就活の馬鹿野郎!」て、BABAが代わりに叫んであげるよ! 主題歌は、上手くてグッときて 終わったね。 良い青春映画でした。
(スマホ持ってないし、ツイッターもよく知らんし、他人にあんまし興味ないしのBABAですので、なんで孤独に耐えないのかな グループ組むなんて、より惨めになるだけでしょ 一人が一番楽なのにと思ってしまいますね。 皆スマホ中毒じゃないの? スマホいじっている若者は、自信無げにみえるし、年寄りは、より貧相に見えるね)
パープルアラマンダ 花言葉は楽しい思い出
秋のテレビドラマ。「砂の塔」初回視聴率9・8%。「地味にスゴイ!校閲ガール」12・9%。前者には、岩ちゃんが、後者には鬼ちゃんが出るので、どちらも見ました。 多分、比較すると終わりまで視聴率が高いのは、「校閲ガール」では?
だってTVで、タワーマンションの格差いじめなんて、誰も見たくはないよ。それよりも、ファッションと仕事でしょ?面白いのは・・。、娯楽ドラマでしょ? かって、松島菜々子の「やまとなでしこ」は、一人ぼっちの介護で、うつ気味の私を、楽しい気分にさせてくれましたよ。今は、あんなドラマが見当たらないね。残念です。ドラマで視聴者を励ましてくださいよ!
でも、そこには、若さと健気さが必要よ。ドラマの主人公の校閲ガールには、ひたむきさが見えなくって・・・。
門扉にパンジーを。
実は、わたくし「校閲ガール」でした。ホント、ホント。
30年前、子供たちが小学生になって暇が出来ましたので、少し通信教育で「校正」を学びました。 しばらくしたら、出版社の校正者募集がありました。30歳までという年齢制限でしたが、その時私は38歳。スマーして履歴書を送りました。
なんと、書類選考で受かって筆記と面接へ。男女機会均等法が出来たばかりでしたが、男はいなかったね。若くて美女ばかりの中で、真っ黒日焼けの所帯やつれのおばはん私一人。 まあ、街にこれただけでもいいかなと思って帰ったら、採用通知が!この地方都市で3人目の校正者に選ばれました。
でも、しばらくしたら夫が大阪に転勤。
出版社の大きな大阪本社ビルに出かけたら、10階の南向きのずらりと並んだ机の一番前は、新聞社の校閲を退職された男性のベテランの方々がズラリ。私の席は、北の一番後ろ。それも繁忙期だけ姫路から通ってくる方との相机。
ああ、子供の教育費用を稼ぎたい、でも割り当て制で仕事が少ない。おまけにラーメンすすりながらの若い編集者に、叱られる。クッソ 辞めてやる!と すぐに辞めました。一応引き留められたけどね。 この時の『女は度胸』 という経験で 迷うことなく 次へTRY・・。
私が考える仕事って、芝居やゲームみたいなもの。どれだけ、らしく出来るか、楽しめるかでしょう?
専業主婦よりも、働く主婦の方が楽だよ。と、経験上思います。 働いているからって言い訳も出来るしね。
だから、仕事は何だってやるのが人生面白く生きる道。仕事に貴賤はないよ。好きか嫌いか・・。金が稼げるか・・。
就活で苦労するのも、アルバイトするのも、転職するのも、起業するのも、人生の糧だし 自分の思い出になるしね。
だって、BAは、校正をかじっていたから、今、校閲ドラマが より興味を持って見れるものね。
ピラカンサスは、冬かと思っていたわ。