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本能寺の変 「明智憲三郎的世界 天下布文!」

『本能寺の変 431年目の真実』著者の公式ブログです。
通説・俗説・虚説に惑わされない「真実」の世界を探究します。

大河ドラマ「江」の歴史捜査9続き:週刊新潮記事

2011年03月10日 | 大河ドラマ「江」の歴史捜査
 本日発売の「週刊新潮」(3月17日号 340円)に刺激的なタイトルの記事が掲載されました。
 「NHK大河」を陳腐なお子様ドラマにした「江~姫たちの戦国~」女優も脚本も笑止千万!

 記事の見出しには次のような記述もあります。
 「NHK大河」50作目となる「江~姫たちの戦国~」。だが、江姫誕生の産声で戦が停まったり。信長の幽霊が現れたり、はたまた女優の年齢や演技に違和感を覚えざるを得なかったりと。笑止千万の声が上がっている。陳腐なお子様ドラマと化した「江」を検証する。

 4ページに渡るかなり力の入った記事です。
 実は私も電話取材を受けました。本能寺の変の後に光秀がわずか9歳の江にあれこれ説教されるのは子孫としてどう思われましたか?という質問です。
 その電話取材に答えることがどう扱われるか極めて不安を抱きつつ回答しました。というのも、週刊誌の取材は元々答を決めているので、どんな回答をしても勝手な書き方をされてしまうという人もいますので。正直、電話を切った後に、軽率な対応をしたかと反省しました。
 でも、週刊新潮さんはきちんと約束通りに本日出版された雑誌を郵送してくださいました。そこに書かれていた私の発言についても主旨はそのとおりでした。
 本能寺に関する著作があり、光秀の子孫だという明智憲三郎氏が困惑する。
 「脚本家の創作だと思っているので、私自身は目くじら立てることなく冷めた目で視られますが、一般の視聴者が史実だと思ってしまうのは怖いですね」


 まずまず私の言いたかったことを書いてくれたと思います。全体にかなり入れ込んだ記事の中で、私の発言部分だけが妙にさめて見えましたがどうでしょうか。私の主張は大河ドラマの名作とされる「国盗り物語」だって『明智軍記』の作者の創作をベースに司馬遼太郎がさらに創作を加えたものに過ぎず、「江」の出鱈目さも「国盗り物語」の出鱈目さも並列して見る視点が必要ということです。要は「江」だけを問題にするのは、真偽判定のものさしの置き方がずれていますということです。
とはいえ、「江」はでたらめと日頃憤りを感じている方は週間新潮3月17日号(椿の絵の表紙)をお読みいただくと溜飲を下げること間違いなしです。
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本能寺の変 四二七年目の真実
明智 憲三郎
プレジデント社

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