今朝NHKで今年の大河ドラマ「江」の総集編を放送していましたので、私も46回に渡る放送に合わせて書き連ねてきたレポートのまとめを行いたいと思います。
そもそもこのようなレポートを書き連ねる気になったのは江戸時代に書かれた軍記物の捏造した話が通説として大河ドラマでまき散らされてきたことへの危機感からでした。
1回:本能寺の変の通説:今年も「江」で登場 2011.1.15
1回:兄・万福丸の処刑の真相 2011.1.16
巷では江姉妹の子供時代を子役が演じずに年齢ギャップのある役者が演じた無理な配役などへの批判がありました。
9回:週間新潮記事 2011.3.10
私は主人公の江が進行する歴史上の重要な出来事の話にからめないこと、つまり実態としては主人公でないことが「面白くない」という評価につながったと思います。
番外編:「江」は何故面白くないか? 2011.9.22
江がそのような出来事にからんだという史実が残されていなかったためにやむを得ない話なのですが、このため脚本家の田渕久美子氏は苦労して、いろいろなエピソードを創作せざるを得ませんでした。その結果、あまりに史実と異なるとして「歴史の捏造」という批判も起きました。
番外編:歴史の捏造が気になる方へ 2011.11.4
特に、第1回の放送で江の父親・浅井長政が織田信長に滅ぼされた際、長政の嫡男・万福丸が処刑された話が出てこなかったどころか、万福丸の存在さえ消されてしまったことには多くの方があきれたようです。
1回:兄・万福丸の処刑の真相 2011.1.16
1回:万福丸ショック 2011.1.26
このことによって「大河ドラマ(物語)と史実との関係」についての問題意識が視聴者に広がったとすれば大変に意義のあることだったと思います。私が当初抱いた危機感に大いにプラス材料を提供していただいたのではないでしょうか。次回、総括後編で詳しく解説したいと思います。
>>>総括後編へ続く
【大河ドラマ「江」の歴史捜査シリーズ】
2回:父・浅井長政の頭蓋骨 2011.2.9追記
2回:正月の酒宴の出席者 2011.1.20
3回:森蘭丸さん? 2011,1,24
3回:光秀のきんかん頭 2011.2.10追記
4回:怨恨説踏襲ですね! 2011.1.30
5回:『明智軍記』踏襲ですね! 2011.2.7
5回:信長の遺体 2011.2.8
5回:光秀謀反決意の理由 2011.2.12
6回:小栗栖の竹薮 2011.2.12追記
6回:光秀辞世の句 2011.2.12追記
6回:信長の天下太平 2011.2.13
6回:光秀役・市村正親 2011.2.14
6回:斎藤利三の介錯 2011.2.15
6回:龍馬伝と龍馬史 2011.11.6追記
7回:信長・光秀・秀吉の性格 2011.2.22
8回:秀吉の天下盗りは嫉妬? 2011.2.28
9回:秀吉は織田政権簒奪者 2011.3.6
10回:勝家・市の死 2011.3.20
10回:柴田退治記の記述 2011.3.26
11回:側室・京極龍子登場 2011.3.30
12回:茶々と秀吉 2011.4.5
13回:江の嫁入り 2011.4.12
14回:江の離縁 2011.4.20
15回:秀次は酔っ払い? 2011.4.25
15回:人気も下火? 2011.4.30
16回:秀吉の関白宣下 2011.5.3
17回:羽柴秀勝登場 2011.5.9
18回:京極高次登場 2011.5.15
19回:生き残った京極家 2011.5.25
20回:マデノコウジ!who? 2011.5.31
21回:豊臣の子 2011.6.7
22回:聚楽第の落首 2011.6.14
23回:徳川秀忠登場 2011.6.20
24回:利休切腹 2011.7.2
25回:朝鮮出兵 2011.7.16追記
26回:羽柴秀勝の死 2011.7.11
27回:羽柴秀勝の遺言 2011.7.23
27回:細川ガラシャの入信 2011.7,23
28回:関白豊臣秀次の切腹 2011.7.30
29回:江と徳川秀忠の婚姻 2011.8.5
30回:江と秀忠(時代の空気は?) 2011.8.11
31・32回:秀吉の死と現代への遺産 2011.8.28
33回:朝鮮侵略から生じた反目 2011.9.4
34回:細川ガラシャの死 2011.9.6
35回:秀忠遅参の謎 2011.9.13
36回:石田三成の処刑 2011.9.19
37回:千姫の嫁入り(余談) 2011.9.26
38回:家光誕生と春日局登場 2011.10.3
39回:秀頼と家康の対面 2011.10.10
40回:家康の天下への野望? 2011.10.16
41回:秀忠から秀頼への書状 2011.10.30
42回:真田丸の攻防戦(土岐氏活躍?) 2011.10.31
43回:大坂夏の陣 2011.11.12
44回:秀吉が家康を滅ぼさなかった「つけ」 2011.11.19
45回:家康の父・広忠の死因 2011.
番外編:結局「信長・秀吉・家康」に終わるのか? 2011.11.26
46回:最終回は大急ぎ? 2011.12.4
★ NHK・BS歴史館「本能寺の変の謎」(軍記物依存について)
★ 『本能寺の変 四二七年目の真実』読者書評
>>>トップページ
>>>ブログのご案内
>>>本能寺の変 四二七年目の真実
【定説の根拠を斬る!シリーズ】
通説を作った羽柴秀吉『惟任退治記』
軍神豊臣秀吉が歪めた本能寺の変研究
定説の根拠を斬る!「中国大返し」
定説の根拠を斬る!「安土城放火犯」
定説の根拠を斬る!「神君伊賀越え」
定説の根拠を斬る!「神君伊賀越え」(続き)
定説の根拠を斬る!「神君伊賀越え」(最終回)
定説の根拠を斬る!「朝倉義景仕官」
定説の根拠を斬る!「光秀の敗走とその死」
定説の根拠を斬る!「光秀の敗走とその死」その2
定説の根拠を斬る!「光秀の敗走とその死」その3
定説の根拠を斬る!「光秀の敗走とその死」その4
【信長は謀略で殺されたのだ 偶発説を嗤うシリーズ】
信長は謀略で殺されたのだ:本能寺の変・偶発説を嗤う
信長は謀略で殺されたのだ:本能寺の変・偶発説を嗤う(続き)
信長は謀略で殺されたのだ:本能寺の変・偶発説を嗤う(完結編)
信長は謀略で殺されたのだ:本能寺の変・偶発説を嗤う(駄目押し編)
そもそもこのようなレポートを書き連ねる気になったのは江戸時代に書かれた軍記物の捏造した話が通説として大河ドラマでまき散らされてきたことへの危機感からでした。
1回:本能寺の変の通説:今年も「江」で登場 2011.1.15
1回:兄・万福丸の処刑の真相 2011.1.16
巷では江姉妹の子供時代を子役が演じずに年齢ギャップのある役者が演じた無理な配役などへの批判がありました。
9回:週間新潮記事 2011.3.10
私は主人公の江が進行する歴史上の重要な出来事の話にからめないこと、つまり実態としては主人公でないことが「面白くない」という評価につながったと思います。
番外編:「江」は何故面白くないか? 2011.9.22
江がそのような出来事にからんだという史実が残されていなかったためにやむを得ない話なのですが、このため脚本家の田渕久美子氏は苦労して、いろいろなエピソードを創作せざるを得ませんでした。その結果、あまりに史実と異なるとして「歴史の捏造」という批判も起きました。
番外編:歴史の捏造が気になる方へ 2011.11.4
特に、第1回の放送で江の父親・浅井長政が織田信長に滅ぼされた際、長政の嫡男・万福丸が処刑された話が出てこなかったどころか、万福丸の存在さえ消されてしまったことには多くの方があきれたようです。
1回:兄・万福丸の処刑の真相 2011.1.16
1回:万福丸ショック 2011.1.26
このことによって「大河ドラマ(物語)と史実との関係」についての問題意識が視聴者に広がったとすれば大変に意義のあることだったと思います。私が当初抱いた危機感に大いにプラス材料を提供していただいたのではないでしょうか。次回、総括後編で詳しく解説したいと思います。
>>>総括後編へ続く
【大河ドラマ「江」の歴史捜査シリーズ】
2回:父・浅井長政の頭蓋骨 2011.2.9追記
2回:正月の酒宴の出席者 2011.1.20
3回:森蘭丸さん? 2011,1,24
3回:光秀のきんかん頭 2011.2.10追記
4回:怨恨説踏襲ですね! 2011.1.30
5回:『明智軍記』踏襲ですね! 2011.2.7
5回:信長の遺体 2011.2.8
5回:光秀謀反決意の理由 2011.2.12
6回:小栗栖の竹薮 2011.2.12追記
6回:光秀辞世の句 2011.2.12追記
6回:信長の天下太平 2011.2.13
6回:光秀役・市村正親 2011.2.14
6回:斎藤利三の介錯 2011.2.15
6回:龍馬伝と龍馬史 2011.11.6追記
7回:信長・光秀・秀吉の性格 2011.2.22
8回:秀吉の天下盗りは嫉妬? 2011.2.28
9回:秀吉は織田政権簒奪者 2011.3.6
10回:勝家・市の死 2011.3.20
10回:柴田退治記の記述 2011.3.26
11回:側室・京極龍子登場 2011.3.30
12回:茶々と秀吉 2011.4.5
13回:江の嫁入り 2011.4.12
14回:江の離縁 2011.4.20
15回:秀次は酔っ払い? 2011.4.25
15回:人気も下火? 2011.4.30
16回:秀吉の関白宣下 2011.5.3
17回:羽柴秀勝登場 2011.5.9
18回:京極高次登場 2011.5.15
19回:生き残った京極家 2011.5.25
20回:マデノコウジ!who? 2011.5.31
21回:豊臣の子 2011.6.7
22回:聚楽第の落首 2011.6.14
23回:徳川秀忠登場 2011.6.20
24回:利休切腹 2011.7.2
25回:朝鮮出兵 2011.7.16追記
26回:羽柴秀勝の死 2011.7.11
27回:羽柴秀勝の遺言 2011.7.23
27回:細川ガラシャの入信 2011.7,23
28回:関白豊臣秀次の切腹 2011.7.30
29回:江と徳川秀忠の婚姻 2011.8.5
30回:江と秀忠(時代の空気は?) 2011.8.11
31・32回:秀吉の死と現代への遺産 2011.8.28
33回:朝鮮侵略から生じた反目 2011.9.4
34回:細川ガラシャの死 2011.9.6
35回:秀忠遅参の謎 2011.9.13
36回:石田三成の処刑 2011.9.19
37回:千姫の嫁入り(余談) 2011.9.26
38回:家光誕生と春日局登場 2011.10.3
39回:秀頼と家康の対面 2011.10.10
40回:家康の天下への野望? 2011.10.16
41回:秀忠から秀頼への書状 2011.10.30
42回:真田丸の攻防戦(土岐氏活躍?) 2011.10.31
43回:大坂夏の陣 2011.11.12
44回:秀吉が家康を滅ぼさなかった「つけ」 2011.11.19
45回:家康の父・広忠の死因 2011.
番外編:結局「信長・秀吉・家康」に終わるのか? 2011.11.26
46回:最終回は大急ぎ? 2011.12.4
★ NHK・BS歴史館「本能寺の変の謎」(軍記物依存について)
★ 『本能寺の変 四二七年目の真実』読者書評
>>>トップページ
>>>ブログのご案内
>>>本能寺の変 四二七年目の真実
本能寺の変 四二七年目の真実明智 憲三郎プレジデント社このアイテムの詳細を見る |
【定説の根拠を斬る!シリーズ】
通説を作った羽柴秀吉『惟任退治記』
軍神豊臣秀吉が歪めた本能寺の変研究
定説の根拠を斬る!「中国大返し」
定説の根拠を斬る!「安土城放火犯」
定説の根拠を斬る!「神君伊賀越え」
定説の根拠を斬る!「神君伊賀越え」(続き)
定説の根拠を斬る!「神君伊賀越え」(最終回)
定説の根拠を斬る!「朝倉義景仕官」
定説の根拠を斬る!「光秀の敗走とその死」
定説の根拠を斬る!「光秀の敗走とその死」その2
定説の根拠を斬る!「光秀の敗走とその死」その3
定説の根拠を斬る!「光秀の敗走とその死」その4
【信長は謀略で殺されたのだ 偶発説を嗤うシリーズ】
信長は謀略で殺されたのだ:本能寺の変・偶発説を嗤う
信長は謀略で殺されたのだ:本能寺の変・偶発説を嗤う(続き)
信長は謀略で殺されたのだ:本能寺の変・偶発説を嗤う(完結編)
信長は謀略で殺されたのだ:本能寺の変・偶発説を嗤う(駄目押し編)