山本あけみ「緑ゆたかな環境を子どもたちへ」

建築士や生活者として、都市計画・公共施設マネジメント・地球温暖化対策・SDGsなど、独自の視点で日々発信

北海道の原発再開を憂う

2011-08-22 | 「あれこれ」のこと

北海道の高橋知事が原発の営業運転の再開を容認するとのニュースが流れています。

旧体制の中から当選をしてきた経産省のOBとのことなので、

今回の行動は十分予想されることでしたが、ショックでした。


東日本大震災が原因となった福島県の原発事故がもたらした結果をどう考えているのか?

北海道の原発だけは特別で、事故は起こさないということなのか?

福島県内の被災地をくまなく視察し、避難を余儀なくされた方々を見舞い、

いったん事故が起きてしまった場合の事の重大さを認識しての決断なのか?

大いに疑問です。


今の段階で営業再開を決定することは、未だに放射能の恐怖にさらされて暮らしている

私たちにとっては到底理解できません。愚弄されているとさえ感じます。


また、震災のニュースで日々感じることは、

大手マスメディアが都合のよい方向でしか報道していないのはないか?

とたびたび感じること。

今回の営業再開のニュースと一緒に流れた一般市民の感想でも、

地元の経済活動を優先させたコメントだけしかなく、

思考をコントロールしていこうという怖い感じを受けました。


経済活動が大事なのは当然のことですが、

それは少なくとも全ての国民の安全の上に成り立つのではないでしょうか?