9月10日土曜日、18:30から阿佐ヶ谷中学校の体育館で行われた
第5回目の放射能説明会に参加をしてきました。
来場者は100人くらいで、その内杉並区議が私を含めて10人でした。
杉並区の説明者は前回までの危機管理室長、保健所所長などに加え、給食の担当課長など、
総勢5人でした。
ひととおりの説明のあと、質問を受け付けていたのですが、
放射能の測定方法・測定器の質問や測定結果を”安全”と杉並区が定義をしていることへの懐疑的なご意見、などが出されました。
とりわけ給食に関して新たに杉並区が購入を決めた、ゲルマニウム半導体検出器による杉並区独自での給食食材の検査がどのようなものか?どの範囲で測定予定か?など、給食の安全性に質問が集中しました。
このゲルマニウム半導体検出器の検査精度はよいものの、納入が年末くらいになること、
それまでは外部の検査業者に委託をすること、
食材の中でも米や根菜などの一定量をまとめて購入するものに関してはあらかじめ測定が可能だが、その日の朝に入荷する葉物や魚類の測定が食べた後になる、との説明があり、
高精度の検査機器を購入してもなお、食べる前の全品検査には遠く及ばないことがわかりました。
これまでの杉並区の対応は真摯に区民の要望に応えていると考えていますが、
今後は、
・シルバー人材センターや地域ボランティアの活用でより多くの地点の空間線量を測定し、
結果を杉並区で集計、ホットスポットの除染を図る。
・杉並区のホームページに放射能関連の特設サイトを作り、
これまでの対応と測定結果、放射能ひとことセミナーのような知識を深めるもの、
そして区民の方からメールで問い合わせやご意見をいただけるような仕組み
を作りいつでも検索しやすいようにする。
という提言をしていく予定です。
(私は与党会派なので、要望書提出といったかしこまった形ではなく、
担当部署に直接ご連絡をする形をとっています。)
どこまですれば”安心”と言えるのか、区民の方々と杉並区両者が納得できる解決策は
まだまだ模索中です。