民話 語り手と聞き手が紡ぎあげる世界

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「田部井辰雄ギターコンサート」

2018年05月31日 13時34分43秒 | ギター日誌
昨日30日(水)は田部井辰雄ギターコンサートに行ってきた。
宇都宮文化会館大ホール、開演6時30分。

最後にギターコンサートに行ったのはいつだろう。
思い出せないほど昔のこと。
たぶん35年くらい経っているだろう。
クラシックギターの世界から離れてそれだけ経ったということか。

田部井先生には27歳から33歳までの7年間習っていた。
その頃は全国からこっちに引っ越してまで先生に習いに来てた若者がいた。
オイラもそんなギター熱に浮かれて、いっときは先生の家に泊まり込んだり、
演奏旅行のお供に岡山、広島、北海道までついていったことがある。

30分前に、演奏者に向かって右側の前から6、7列目くらいの席につき、
プログラムを読みながら開演を待つ。
時間が来て先生がギターを抱えて登場。
ひさしぶりに見る先生はさすがに年取ったなぁという印象。
さぁ、73歳になった先生はどんな演奏をするのか、緊張の瞬間。
最初の音を聴いたとたん、音が小さいのに首をかしげる。
ギターの音ってこんなに小さかったっけ。
これじゃ、他の独奏楽器にとてもじゃないが対抗できない。
しかし、これは休憩後の後半は音がはっきり聴こえるようになった。
耳が慣れたのか、マイクをかけるようになったのか。

クリップ式のチューナーを使っているのが気になった。
先生ほどの人がチューナーを使うようになったのか。
ギターの支持器具は使っていなかった。

プログラムはほとんどがオイラがギターを弾いてた頃にみんなが弾いていた曲。
オイラはギターを弾いていたから曲を知っているけど、
そうじゃない人にはほとんどが知らない曲だろう。
知っているのは「アルハンブラ」くらいだろうか。
この辺に、オイラがギターを再開した15年くらい前から、
オイラはギターを弾かない人でも知ってる曲を弾いてきた、その違いを思った。

行こうかどうか迷っていたけど、行ってよかった。
当時の仲間にもたくさん会えた。