駐車場の脇に今が最盛期かと思われるハナトラノオが咲いている。このエリアは家の南側と異なり、あまり庭としての手入れはしていない。一時は花の咲かないテイカカズラがはびこりヘビの隠れ家となっていたようだ。何年か前にこのテイカカズラを刈り取り、花壇として使用することにした。今年はここにハナトラノオが群生している。
ハナトラノオは花はきれいだがとても繁殖力が強い。勢力範囲をどんどん伸ばし、駐車エリアまで進出してくる。したがって、私は若芽のうちに抜いていた。その度に、妻は花が咲くときれいなのでと言い、駆除を好まなかった。でも、駐車エリアまで進出すると、どうしても車で花を傷つけてしまう。タイヤで花を踏みそうになると、アッと妻が発し、私も気まずい思いをしていた。
今年は駐車エリアと花壇との境を定め、駐車エリアは若芽のうちに抜き取り、花壇エリアは放置することにした。その結果きれいに群生するようになった。今までは、抜きそこなった株がぽつりぽつりとまばらに咲いていただけだった。今年はきれいに咲きそろった。そして、蝶や蜂が舞うようになった。
家の周りは数種類の蝶や蜂が舞っている。蝶や蜂は写真に収めるのは難しい。童謡に歌われるように、一瞬で花から花へ飛び移る。シャッターを押すタイミングが取りにくい。また、人の気配ですぐに離れてしまう。今日のオナガアゲハは人懐こかった。何枚か撮れた。蝶は蜜を吸うために花に留まり羽を広げたまま、またはつぼめたまま動きが止まるときがある。
今日の蜂は羽ばたきながら蜜を吸うようだ。蜂の種類が分からない。種類によっても異なるが1秒間に150~180回の羽ばたきだ。したがって簡易カメラでは静止画をとらえるのは難しそうだ。でも、刺されるかもしれないと思いながらカメラを近づけた。形態が分かりにくいが、画像の中央に羽ばたきながら蜜を吸う蜂が写っている。
今夕のNHK首都圏ネットワークで昭和記念公園のカクトラノオ(ハナトラノオの別名)が見ごろとの紹介がありました。