標高330mのモノローグ

富士山の10分の1、東京23区最高峰の10倍の山間に暮らして20年。地域の自然や思いを綴ります。

萩の刈り取りとジキタリスの苗植え、そして尺取り虫の観察

2017-09-22 19:05:51 | 日記
今日は曇り。日照がないので野良仕事日和。先日の台風が去ってから、萩の枝は垂れ、花は散り始め、一部が枯れてきた。萩の刈り取りをはじめとして草刈り、植栽の作業を始めた。


今シーズンの終わりを迎えた萩。今は枝が垂れてしまっているが、最盛期には2mほどの高さまで伸びた。


萩の刈り取りをしたところ。少し幹が残っている。来年、地下から芽を出すことでしょう。

 
萩の枝に隠れがちだったシュウメイギクがよく見えるようになった。これも1mを超える高さだ。まだ咲きはじめ。咲きそろうまではもう少し時間が必要。


ヒガンバナも日当たりの良いところでは、花は終わっていた。萩で見えなくなっていたところのヒガンバナが現れた。その花はまだ見ごろだった。


萩の切り株の上に、古いイスを置き、これから咲く菊の鉢植えを置いた。来年萩の芽が出たら椅子を片付け、別なところに置かねばならない。だが、今は置く場所が見当たらない? 後々考えることにしよう。


萩を切ったため日当たりが良くなったところに、ジキタリスの白と赤の苗を植えた。


萩とは別の場所だが、Uの字の格好をした尺取り虫がいた。体調は3cmほどだろうか。太さは3mmに満たない。頭を小さな雑草の花につけていた。蜜を吸っているのだろうか?

尺取り虫はシャクガというガの幼虫とのこと。いわゆるイモムシは腹部にも足があるので枝などに沿って這うように進む。尺取り虫は前後にしか足がないので、後ろを前の方に引き寄せ体の真ん中を頂点にして、Uの字に体を曲げた後、頭の方の足を延ばして真っ直ぐになり着地し、後部の足を引き寄せ、またUの字になる。これを繰り返し前進する。あたかも体を曲げたり伸ばしたりしながら長さを計っているようなので、この名がついたらしい。


画像の中央に黄緑色の枝のように見えるのは尺取り虫。枝に擬しているつもりかな。まるで体操選手が、つり輪競技で腕で体を支え、足をピンと伸ばしたまま暫く静止する姿のようだ。しかも体操の選手より長い時間だ。私がカメラを構えていたので警戒しているのかもしれない。私の方が根負けして立ち去った。

20分ぐらいして観たら、今度はUの字に曲げてじっとしていた。見たり、立ち去ったりを3回行ったが、動くところは1回しか見られなかった。残念ながら写真には収められなかった。人の気配を感じると、じっとしているのかもしれない。今日は尺取り虫に「だるまさんがころんだ」の遊びをさせられてしまった。
コメント (1)
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