標高330mのモノローグ

富士山の10分の1、東京23区最高峰の10倍の山間に暮らして20年。地域の自然や思いを綴ります。

横瀬町寺坂棚田の彼岸花と稲穂

2017-09-24 20:02:40 | 日記
昨日に続いて秩父地方のイベントに参加。今日は横瀬町の寺坂棚田で開催された彼岸花祭りに参加した。画像で棚田巡りを再現することとした。


武甲山を望む寺坂棚田。


彼岸花は少し花盛りを過ぎたころの様だった。今年は咲きだしたのが早かったとのこと。


拡大して見た彼岸花。


遊歩道はチップが敷かれていて、ソフトな踏み心地が駐車場からの上り坂の疲労を癒してくれた。


黄金色に実った稲穂。しかし、今年は例年に比べ不作とのこと。


黒っぽい稲穂は古代米とのこと。


耕運機で稲刈りをしていた。


こちらは、人力で刈り始めたところ。こちらの方が棚田にふさわしい姿だ。


20分ぐらい経た、刈った足跡が見える情景。この方は田んぼの畔に沿って周囲から刈っている。


田んぼの脇に刈った稲の束が並んでいた。


刈った稲を干している光景。


彼岸花が見ている稲木(いねぎ)。手前は稲が干されていない。奥は稲を干してある。


遊歩道の脇にガゼボがあった。今日は日が照ると暑かった。棚田には日陰になるところがこのガゼボしかない。混んでいた。


ガゼボの近くで、苅米太鼓会が秩父屋台囃子を演奏していた。小学生も頑張っていた。秩父地方では幼稚園時代から太鼓たたきを練習するとのこと。


稲刈りが終わった田んぼの稲穂を案山子(かかし)達が守っていた。


地元横瀬保育所の田んぼだろうか。保母さんを模しているのか、女装の案山子がいた。


イベント会場の定番。テント販売所だ。古代米で作った赤飯、もちや秩父名物「味噌ポテト」などを販売していた。


古代米が入った赤飯を買った。後にわが家の夕食となった。古代米の黄な粉餅も買った。販売員さんが「冷めると硬くなるよ」というアドバイスしてくださった。温かいうちに食べなくてはと思い、写真に収めるのを忘れてしまった。


「山に育てられる棚田」という説明版に書かれていた説明図。多くの棚田は、その上部に山林を擁している。山からの湧水が水源となって田んぼを潤している。段々を活用して上から下の田んぼに水が流れる。この水は落ち葉などの有機肥料を採取しやすく、山林が蓄えたミネラルを含んでいる。従って寺坂棚田の米は美味しいと言われてきたとのこと。この他、洪水を調整する、景観の保全などの役割も果たしている。


寺坂棚田は埼玉県内最大級の棚田と言われながら、荒れ果てていた。しかし、平成13年から地元農家が中心となって棚田の保存・活用しようと団体を組織し、棚田の再生につとめているという。


棚田からの帰り道に見つけたそば畑。白い花が満開だ。収穫は10月末か11月ごろだろうか。秩父はそばもうまい。11月になったら秩父巡りのついでに、クルミ汁で新そばを食べるのが楽しみだ。


コメント
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