標高330mのモノローグ

富士山の10分の1、東京23区最高峰の10倍の山間に暮らして20年。地域の自然や思いを綴ります。

野鳥も欲しがる手づくり干し柿を食べてみた

2018-11-02 20:29:26 | 日記
昨日、渋柿が吊るしてある近くの物干し竿に野鳥がやってきた。予め吊るし柿には網で囲っておいたのだが、柿を狙ってやってきたらしい。
妻は鳥よけとしてCDを吊るすとよいという。調べてみると、CDを吊るした直後は鳥よけ効果はあるが、慣れてしまうと効果がなくなるとのこと。とりあえず、反射効果のある薄いアルミ箔の袋(湿布薬が入っていたもの)で作ったものをつるした。昨日、今日と野鳥はやってきていない。

妻が知人から聞いたことだが、鳥は食べごろを察知できるらしいとのことだ。アルミ箔の効果もいつまで続くか分からない。そこで、吊し始めてからもう10日経ち、野鳥もやってきたので、食べごろに違いないと、試しに1個収穫してみた。

通常の干し柿は萎びて白い粉を吹いたものだが、わが家のものは触るとぶよぶよしてふくらみがあった。果たして食べられるかなと疑問に思いながら、妻と半分に分けて食べてみた。食べるや否や、妻も私も「うまい」と発した。全く渋くなく、以前買って食べたことのある"あんぽ柿"と同じくトロリとして甘かった。


収穫した干し柿。


包丁で切ったところ。とろみのある"あんぽ柿風"の実となっていた。

いわゆるあんぽ柿は、渋柿を硫黄で燻蒸して乾燥させる方法で作られるとのこと。今回作成してみて、純正のあんぽ柿ではないが、"あんぽ柿まがい"は、簡単に作成できることが分かった。
ヘタと枝の残った渋柿を吊るすのに適したひもで縛り、熱湯に10秒ほど浸し消毒し、吊るすだけである。通常は、1週間ぐらいしたら手で揉む。これを繰り返し、4週間ほどで完成するそうだ。しかし、わが家では手抜きで、揉みもしないで10日ほどして食べたところ、あんぽ柿風味の干し柿が出来上がったという訳だ。

美味しかったので、もう3個ほど収穫して食べた。まだ、8個、吊るし柿として残っている。あと数週間持つだろうか?!


コメント
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