標高330mのモノローグ

富士山の10分の1、東京23区最高峰の10倍の山間に暮らして20年。地域の自然や思いを綴ります。

日産よ! 技術で挽回して欲しいと願う日産ファンの私。

2018-11-22 20:41:04 | 日記
私は就職し、貯金をし、はじめて買ったものが、日産車のチェリーだった。

金額の都合で、最高車種ではなかったが、1200CCで前輪駆動だった。休みの度に箱根山周辺のコースをドライブした。もっと山岳の道の体験として丹沢山の林道にも挑戦した。
良く走った車だったが、あるとき都内を走行した時、渋滞にはまり、発進しようとしたらエンストを起こしてしまった。後続車からは警笛を鳴らされる、片側3車線道路の真ん中だったので、立ち往生状態で困ったことがある。もう40年以上も前なので、どう対応してどのように脱出したのか、覚えていない。気まずい思いをしたことだけを覚えている。

その後、すぐ三菱車のセレステ1600ccに換えた。
しかし、やがて結婚し子供が3人になり、日産車が復活した。セレナになった。やがて、子育てが一段落したころ、キューブになった。さらに今は妻と二人だけなので、ルークスに乗っている。
このように私は日産フアンだ。

今は日産のゴーン会長の不正問題が、突然話題になり、本人の逮捕までいたっている。日本だけでなくフランスはじめ世界的な話題になっている。残念なことではあるが、仕方あるまい。

このような事態になる成り行きだったのかもしれない。経営難に至った時、ルノーに頼ったのは、やむを得なかったのだろう。しかし、その時の条件が、今の事態に至る必然はあったのだろう。高額な報酬とゴーン氏任せの体制が、今の事態に至る一因となっている。つまり、権力が個人に集中してしまった。
外国人役員に高額の報酬を払っていた企業は、日産だけでないようだ。高額な報酬でないと外国人は招聘できないとのことだ。

私の庶民的な考えでは、高額な報酬を支払ってまでも、トップを外国人にする必要があるのだろうか?と思う。経営を立て直すなら、高額報酬を得ている経営陣の報酬経費を削ることを第一にすべきと思う。ゴーン氏はいち早く、日産東村山工場を閉鎖し、経営をV字回復させた。しかし、裏返せば、閉鎖の恩恵をゴーン氏が、すべてではなくとも、一部は奪っていたということになる。

ルノーとの提携を行いつつ、日本の経営陣の体制で立て直すべきではなかったかと思う。

今日のニュースでは、ベトナムでも国産車を生産するそうだ。技術はドイツ、デザインはイタリアを導入しているとのこと。
こうした、情勢の中、厳しいと思われるが、日産は技術で勝負して欲しい。いや、日産に限らず日本の自動車メーカーは競い合いながら、技術を高めて欲しい。

日本独自に打ち上げた人工衛星「みちびき」により、GPSを精度大いに高めた。今まではGPSの誤差は10mであった。みちびきにより、衛星のいずれか1機が常に日本の真上を飛び、データを24時間使うことが可能になった。GPSの精度が高まり、誤差が数センチレベルになったとのこと。自動車の自動運転の可能性は飛躍的に高まったと言えるだろう。とりあえず、国内における自動運転技術を高め、GPSだけでなく他の技術も導入して、世界のトップレベルの安全で正確な自動運転技術を創出して欲しい。

私としては、日産こそ頑張って欲しいと願う。これが今回のゴーン氏等の不祥事を乗り越える唯一の道なのではないか。
コメント
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