日常にバカンスを!

お台場に住むakkiitaner(アッキーターナー)のまったりな日常とぼやきっぷり、っぷり。

★パリの思い出、ルレ・サン・ジェルマン(ホテル)とジュラール・ミュロ

2008年01月14日 | 健康 美容 旅行 エンターティメント 語学勉強
旅の思い出には苦い経験もついてくる。
でも、その苦い経験も大して苦くなかったかも、
と歳を経てそう思う。
だから人間は現状がどうあれ、
感謝することを忘れてはならない、
とつくづくと思う。

さて下の写真は娘がまだ7ヶ月の赤ちゃんのとき、
ニース7泊、パリ3泊という日程で
家族旅行をしたときの思い出の場所でもある。
今回の旅行でサン・ジェルマン界隈を散歩したとき、
わざわざ立ち寄った。胸がキュンとした!

当時我が家に起こった悲惨な出来事
を心の映写機を回して、つい
感情の中に投影させてしまうからだ。
忘れてしまうに限るのだが・・・。
それは、こんなことだった。
かなりの額の前金を渡した上で、
家の建て替えを頼んであった建設会社が
ある日倒産した。

家は壊され、建設用の杭を何本も打った時点で、
工事は突然中断を余儀なくされたのだ。
払ってあったお金はその時までの建設費用の
10倍はあったと思う。
さて、通常は前金としてそんな多額を払わない。
ところが、「前金を○○○円ほど払ってくれれば、
総額をディスカウントしましょう」と言われ、
信じて払ってしまったのだ。
信じるには訳もあり、その建設会社は
夫のお部下の紹介だったのである。

お金を渡す時は、信用していないようで求めづらいが、
「契約不履行や契約と内容が一致しない場合、
法的に訴えられるような契約書をかわしておくべき」
なのである。

もし、それがあれば国からの何らかの救済処置を
受けることができたかもしれないのだ。
どんな相手でも(たとえ親友でも)
念のために用心して契約書はしっかり
作ってておくべきなのだ。
西洋では当たり前で、
日本では失礼を言うようで心情的に求めづらいことだが、
万が一の時のために細部にわたって契約書をちゃんと
かわしておかなければいけない時代に
なったということだ。弁護士の立ち会いの上でね。

もちろん、払ってあったお金は一切戻らず、
家の建て替えを続けてくれる
あらたな建設会社を探さなければならなかった。

さて、当然かなりの額を損したが、
我が家の場合、そのあとでも、
信用して貸したお金が戻ってこない、という
お人好しな事件が起こった。
(今でもだまされたとは思わず、返金を信じている!)
だから、実にその時はまだ大した
痛手ではなかった、と今になってみれば言えるのだ。
”痛手を負った”なんて
被害者意識にさいなまれて平常心を失うと、
まともな時なら相手にもしない話に
つい手を出して更に痛手を負うことになる、
ということを経験した

だ・か・らー!
どんな悲惨な状況にあっても、
「これだけですんだんだから」と
何がなんでも神の配慮を探して思うべきなのだ。
悲惨な中でこそ、人の痛みを知ったり、
人情にふれることができたり、
それまで気づかなかった
大切な何かを知ることができる。
人間的に成長できるチャンスの時かもしれないのだ。
だから、感謝だ。

我が家は”泣きっ面に蜂”とばかり連続2回ほど、
この世界の、強欲で、
自分のことしか考えない(あるいはそういう状況にいる)
人たちに、”してやられた”。

でも、そんな強欲な人たちのおかげで、
人生の秘訣を知ることができたのだから、
やっぱり感謝だ! 感謝こそ人生のエッセンスだ。


家族旅行の時に泊まったホテル
「ルレ・サン・ジェルマン」の1階に
レストランができていた。
●ル・コントワール・ヂュ・ルレ
(Le Comptoir du relais)
9 Carrefour de l'Odeon 6e
01 43 29 12 05

今、パリで最も人気のレストランなんだと。
オーナーシェフのイヴ・カンドゥボルドは
14区の「ラ・レガラート」をあっという間に
名店にした敏腕有名シェフなんだって。
ランチタイムは長蛇の列なそうで、暇さえ
あれば並んだんだけど。
ホテルに泊まれば確実に評判の料理を味わえ
ます。ちなみにホテルもステキな内装でした。


マレ地区にもお店ができていて、早速
味わった、当時から大好きだったお店。
クロワッサンはサイコー!
●ジュラール・ミュロ(パン・パティスリー)
76 rue de Seine 6e
01 43 26 85 77
6:45~20:00
水、復活祭前後、7月下旬~8月下旬休み

日本の玉川高島屋にジュラール・ミュロが
入ったとき、死ぬほど嬉しかったなあ!
コメント
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