脱原発のデモ！

本日、今しがた脱原発のデモが
新宿アルタで始まっているようだ。

U streamで中継されていた。

私の父のことをふと思い出した。
父は東京に遊びにきてデモ隊に出あうと
「ああしてデモをしている人たちは、幸せなひとたちだよなあ。
本当に大変な人はデモすらできないんだ」
といつもいつもつぶやくのだった。

当時大学生だった私には父の発言は意外なことであり、
よく分からないことだった。

でも、今なら父の言ったことの深い意味が分かる。
今日、脱原発のデモに参加しているひとたちはある意味で
まことに幸せな人に違いない。

本当に原発事故で苦しんでいる人は、
デモに参加すらできないのだ。

そう思うとデモで日本を変えられるのならどうか変えて欲しい、
とエールを送りたくなる反面、
いい加減に風潮にながされてんじゃないよ、
本当に命かけて日本を変えたいと思ってんのか？
とつめよって問いつめたい衝動にもかられてしまう。

平和を望むのはたやすい。
平和を望まないふつーの人はいないだろう。

でも、世の中には戦争を望む狡猾で
あくどい連中もいるのだ。

そのあくどい人たちが反原発のデモをいしし・・・と
ほくそ笑んでみているとは、考えないものだろうか？

日本がこのまま原発を放棄して核武装の可能性を放棄することが、
どういうことを招くか・・・、
そこまで検証しなければならないのでは、と思ってしまう。

子を思う主婦たちが立ち上がるのはとってもいいことだけど、
それが変に利用されはしまいかと、つい心をざわつかしてしまう自分がいる。

あんまりにもそんな思いがふくらんでしまったので、
こうしてブログにしてしまった。

ああ、杞憂でありますように。