不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Trasformazione in Torta al cioccolato

2010-05-06 20:21:12 | Squisito!

復活祭(って1ヶ月も前の話だよ)に
友人からもらったパスクアのチョコタマゴ。
毎年買っても食べきれないので、
一人暮らしになってからは買うのをやめているのに。

実は彼女も仕事先でもらっちゃってどうしようもないので
引き取ってくれとせがまれ
受け取りました(笑)。

Torta_01
そのまま食べる気にもならず
ずっと我が家の片隅で放置されていたのですが
暑くなり始めたので溶けるかもと思って
あわてて処理することに決定。

普通イースターエッグのなかには
「おまけ」が入っているのですが、
友人は大きさの割りにすごく軽いので
中には何も入ってないよと断言してました。
で、私もそうなのかぁと信じていたんだけれど
実はちゃんと中に入ってました。
しかし、写真に撮るのも忘れてゴミ箱行きになったような
どうしようもない木製のトリの置物でした。
ごめんなさい、捨てました。

そのまま食べても芸がないので
本当に久しぶりにガトー・オ・ショコラを焼きました。
混ぜて焼くだけですけどね。

Torta_02
卵白を泡立てるときに
なんかいつもより多めに塩を入れたらしく
出来上がったらほんのり塩味が効いていて
これがおいしかったのですよ。

中しっとり外さっくりに焼きあがって大満足。
毎朝食べてますが、さすがに一人だと減らない・・・。

レイラはケーキを焼いている間
ビリーと同じ瞳をしてオーブンの前で陣取り
焼きあがったらどうしても食べたいといって
駄々をこねました。

あんまりあげちゃいけないんだろうけど、
すごくおいしそうに食べるので、ついあげちゃう。


Frittelle di riso e mele

2010-03-13 12:37:38 | Squisito!

金曜日のランチのパニーノと一緒に
パン屋さんで買ったFrittelle。
揚げドーナツです。
これってカーニバルの時期に山ほど並ぶけど、
普段も食べるんだね。
そりゃそうだ。

Dscf8732

めったに買わないけど、
パニーノのお代を払おうと思ったら
目の前に並んでいたので、つい。
パニーノが1,80ユーロだったのに
フリッテッレが3,67ユーロで
ついでに買ったものの方が高かったりして。

ライスとりんご。

Dscf8734

すごくもちもちむちむちずっしりしてます。
甘すぎなくて朝ごはんに2-3個食べるのにはよいかも。
10個買ってきたんだけど、
おやつにつまんだりしてあっという間になくなりそう。


Fichi secchi con Cioccolato bianco

2010-02-22 19:31:29 | Squisito!

疲れているからなのか、花粉症だからなのか
とても眠くやる気に欠ける日々を過ごしています。

そして
とにかくチョコレートが食べたくて仕方ない日々が
2週間ほど続いています。
先週はかなりピークで
摂取量過多なのではないかと心配したくらいです。

バレンタインデーに多いに出回る
日本の高級チョコレートを食べたいと思いませんが
すごくジャンキーなコンビニチョコレートが食べたいかも。

イタリアでは職人さんが丹精込めて作っている
おいしいチョコレートはがいっぱいあります。
そういうものを買いにいく気力もなかったので
近場のスーパーで済ませてたりしましたが。

2月の初めにサンタ・クローチェ教会広場で開催された
チョコレート祭り。
今年はこっそり2回も行ったのですが、
結局流し見しただけ。
去年まではそれぞれのスタンドが個別テントだったので
雨が降るとすごく面倒くさい状況になってましたが、
今年は広場全体を覆う大きなテントの中に
各スタンドが並んでいたので
雨降りでも楽しめてそれは一歩前進だなぁと感心しましたが
年々出展するお店の質が落ちているのは否めません。

今年もなんか似たようなお店が多くて
それで買う気が失せたのはありますが。
中に数件めっちゃおいしいチョコレート屋さんもあるので、
そういうのを探し出す楽しみはありますけどね。

で、最後に帰り道にお腹空くから買っておこうと思って
購入したのは
「ドライイチジクのホワイトチョコレートがけ」。

芸がないこのチョコレート
量り売りで100グラム、5つ入って4,50ユーロでした。

日本でこういうタイトルのチョコレートだったら
いろいろ工夫がされているわけです。
食べやすい大きさにサイズが揃えてあるとか
チョコレートコーティングにも
一味きかせてますみたいな工夫とかね。

イタリアの、こういう素朴なチョコレートは
実は素朴じゃなくて粗雑です。
手間隙かかってない!!

ドライイチジクですが
ヘタ取ろうよ!!!
その一手間で絶対食べやすくなるのに。
ヘタついたままです。
なのでそのまま食べると硬いものが口の中に残ります(笑)。
暗い帰り道でつかんで食べたら
ヘタまで食べちゃってなんか嫌な気分になりました。

そしてホワイトチョコレートも
イチジクとハーモニーがなってないので
噛り付くとホワイトチョコレートだけぽろぽろしちゃって
気づくとホワイトチョコとドライイチジク
別々に食べていることになったりします。

まったく。
どうしたもんかなぁ。
素材はおいしいので、あと一手間二手間で
格段に見栄えもよくなるし、食感も向上すると思うのに、
そんなところに努力はしないのがイタリアなのかなぁ。

あ、もちろん
ちゃんと努力してすばらしい商品になっているものは
ちゃんとした職人さんのいるチョコレート屋さんで買えます。

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↑ ヘタつきドライイチジクとホワイトチョコレート


Cena al ristorante giapponese

2010-02-10 23:02:01 | Squisito!

友人に誘われて、日本食。
ここ数年で雨後の筍みたいに増殖している
フィレンツェの日本食レストランは
どこも中国人経営。
なので、まともなものなど期待していません。
でもイタリア人は安くて日本食が食べられるというので
結構好きな人も多く
私の友人もそういうタイプなので
頻繁に拉致されて連れて行かれます。

納豆巻発見。
本当に納豆しか入ってないけど・・・。
Cena al ristorante giapponese
ねぎとかゴマとかさ、
なんか工夫しておくれよ。
ま、納豆食べられただけで嬉しいですけど。


Cena al ristorante giapponese
稲荷寿司も似てるけど違う。
甘み足りないし、ご飯も一味足りない。
これって本当に油揚げだったよ。
肉厚すぎて…どうかと思う。

Cena al ristorante giapponese
結構気に入ったのはキウイ巻。
キューリの間違いじゃなくてキウイ。
この仲間にはマンゴーとかもありました。
これの驚きはフルーツ巻いているということじゃなくて、
かかっているソースがジャムだってこと。
でもかなり良いハーモニー。
デザートと思えば、美味しいよ。
あ、このフルーツ巻きはイタリア人には不評でしたが
ナマモノ食べない私にとっては
こういうものの方がよかったりね。
日本では絶対食べないでしょうけど…。


Cenci

2010-02-08 19:52:01 | Squisito!

ヴェネツィアやヴィアレッジョなどのように
盛り上がらないフィレンツェですが
同じようにカーニヴァルの季節になりました(笑)。

子供の仮装した姿を見かけたり
朝オフィスの前に紙ふぶきが舞っていたりすると
あぁ、カーニヴァルなのねぇと思います。

街のお菓子屋さんやパン屋さんには
それぞれ手作りのカーニヴァル用お菓子が並んでいます。

代表的なカーニヴァルのお菓子。
Cenci。チェンチはトスカーナ地方での呼び名。
全国区ではChiacchere(キアッケレ)。
ローマ周辺ではFrappe(フラッペ)。

揚げ菓子に粉砂糖やお砂糖振り掛けたもの。

Foto_003
これは先日友人にいただいたチェンチ。
めちゃくちゃさくっと揚がっていて
油っぽくなくて
粉砂糖じゃなくて普通に粗目の砂糖がかかっていて
甘さ控えめ。
大人なチェンチでした。

Foto_004
これならおかわりしたいくらい。
自分で買いに行きたいのだけど
どこのお店かちゃんと聞くの忘れた。
町外れだったような気が…。

あと一回くらい食べたいなぁ、カーニヴァルが終わる前に。