アルノ川にはヌートリアが住んでいたりするだけではなく
他の動物たちも潜んでいそうなこんな茂みもあります。
鬱蒼と生い茂るその緑の向こうには…。
結構広大なこんなスペースが広がっています。
そしてこのスペースを有効活用して
ビーチバレーなんかを楽しんでいる人もいます。
なんか川沿いの通りから見下ろしていると
間抜けな感じがしないでもないですが、
本人たちはいたって楽しそうです。
パラソル開いて日光浴の人もいます。
パリのセーヌ川に数年前から設けられている「ビーチ」を
うらやましいと思って造ってみたのです。
しかし、なんか違う気もする。
やっぱりこのゆるぅく手の抜けた感じがイタリア、
というかフィレンツェ。
ここでビーチを体験するなら
やっぱり海に行ったほうがいいと思った人が多かったのか
日曜日の昼下がりはあまり人出は多くなかったような。
ミケランジェロ広場の下に広がるこの砂浜で
肌を焼くイタリア人がこれから増えるのでしょうか?
元々彼らはこんがり焼けた肌を手に入れるために
海へ出かけるわけで
別にそれが川縁だろうと、海辺だろうと湖の畔であろうと
泳げようと泳げまいと問題ないのです。
日が当たって肌が小麦色になることが大事。
しょぼいなぁという感じだけれど、シャワーも2個あります。
既にいたずら書きされているところがせつないですけど、
実はオープンしてからわずか3日目です。
シャワーの脇には
「どんな種類の石鹸もシャンプーも絶対に使わないでね」と警告が。
そうです。下水道設備整えてないので、
そのままアルノ川に垂れ流しですから
シャンプーなんか使ってはいけないのです。
このシャワーは日に当たって火照った体を冷やしたり、
体についた白砂を流すために使いましょう。
このシャワーの横にはひねれば飲み水の出る水のみ場もあります。
でもバールはありません。
すぐ目と鼻の先の広場に行けば、冷たい飲み物も手に入ります。
白浜にパラソル広げてビーチベッドに横になって
太陽の日差しを浴びていると
そのうちに海辺にいるような気分になるかもしれません。
でもそこはアルノ川のほとり。
見れば「遊泳禁止」の立て札。
それはアルノ川で泳いだらいろいろな意味で危険です。
まず泳ごうという気分にはならないと思いますが…。
フィレンツェ市が開発した「アルノ畔の砂浜」。
夏の間中、毎日無料開放中。
10:00から22:00まで利用できます。
街の中心部からなら23番の市バスに乗って
グラツィエ橋(Ponte alle Grazie)を渡って
2つめの停留所で下車すると目と鼻の先。
このスペース無料なのです。
この世知辛い世の中で入場無料。
ビーチパラソル無料、ビーチベッド無料。
(身分証明書の提示だけで借りることができます)
ちょっと本を片手にのんびりしに行くのもいいかも。
実際ちょっと行ってみたけど、
思っていたほどアルノ川は臭くなかったのです。
ビリーさんもリード&口輪していたら入場可。
緑のスペースをワンコつれてお散歩する人も増えるかな。