不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Fido si mangia 1,700,000,000Euro

2008-07-21 20:27:09 | 日記・エッセイ・コラム

7月15日付で発行したメールマガジンでは
夏の恒例ともいえる、
イタリアでの捨て犬について少し紹介しました。

それはイタリアの非常に恥ずべき一面であり
何とかして、犠牲になるペットの数を減らしたいと
個人的には思ってはいるのですが
なかなか改善されないのが実情。

しかし、イタリアのペットを取り巻く事情も様々で
日本ほどのヒートアップではないけれど
ワンコ・ニャンコへの愛情の注ぎ方は
一昔前のそれとは異なってきています。

ペットをヴァカンス先に放置する人がある一方
家族の一員として溺愛している人も増えているのです。

その恩恵を受けているのがペット食材の会社。
2007年はイタリア国内で
ペット用のえさ、スナックなどで
年間総額17億ユーロの
売り上げを記録したといわれています。

一部の調べではイタリアで暮らすペットたちの
約44%が家族の残り物をご飯としているということで
半数以上はペット用のご飯をいただいているということです。
ヨーロッパ諸国平均75%が残り物ご飯という数字に比べると
イタリアのペットは専用ご飯を食べている割合が
非常に高いということになります。

うちのビリーもチッチーノも基本的に専用ご飯。
しかもビリーは特に年々体調の関係もあり
結構高級ご飯を食べるようになってきました。

我が家のペットエンゲル係数はかなり高い!
時に私の一週間の食費より高かったりして。

210708
もちろんご飯の後はまどろみです。
しかも二匹そろって、私のベッドで…。