9月8日は聖母マリアの誕生日。
マリア信仰の強いフィレンツェ周辺では
この日を祝って前夜祭。
Festa di Rificolona(リフィコローナ)。
昔はフィレンツェの周辺の村落から
夜通しちょうちんで道を照らしながら
サンティッシマ・アンヌンツィアータ教会を目指してきて
翌朝教会前の広場で
それぞれ持ち寄った農作物やパン、手工芸品などを
売買する市場が立てられたので
その名残で
今でもこの前後の週末に
サンティッシマ・アンヌンツィアータ教会広場では
Fierucola di Pane(パン市)が立ち、
9月7日の夜は思い思いのぼんぼりをもって広場に集います。
仕事終わってから、レイラの散歩を済ませ
さらにジムに行って汗を流してから出かけてみました。
22時30過ぎ。
今年はいつもより人出が少ないような気がしたのだけど、
それでも広場は人で溢れてました。
一応屋台みたいなものも出るんだよね。
まずその甘い香りに惹かれたのは綿飴。
でも日本の綿飴みたいにふわふわじゃないのだ。
なんか堅そうな綿飴・・・。
綿飴をふわふわ上手に作るには熟練の技が必要なので
日本のテキヤさん同士でも
かなり尊敬される仕事だって聞いたことがある。
お決まりの甘いものやさん。
私の好きなナッツの砂糖がらめも売ってたけど
ジム帰りで財布も持ってなかったので我慢(泣)。
なんかこのオレンジ色の電球が懐かしく
憂いを感じるのよね、いつも。
子供たちにとっては夏休み最後の思い出作り&
そろそろ学校だぁという気持ちでいっぱいのお祭り。
聖母マリアを慕ってやってくるので
サンティッシマ・アンヌンツィアータ教会は
この日は夜通し拝観できます。
毎年恒例になっているので
今年もちゃんとお参りしてきました、
クリスチャンではないけど。
香の香りを胸いっぱいに吸い
厳かな祈りの声を聞くとやっぱり心が落ち着きます。
子供たちが祈りをあげているのもとても可愛らしいので
私は結構好きです、9月7日の夜のこの教会。
教会内部修復も終わっていたので、
また近いうちにじっくり見学に行かなくては。
捨て子養育院の前が簡易舞台になって
市長の挨拶からコンサートまで色々イベントが行われてます。
でもあんまり誰も真剣に観てない・・・。
そんなものです。
このゆるぅい感じがとてもフィレンツェっぽい。