どんなにこの国を愛しても、
どんなにこの国を知ろうとしても
所詮われわれはいつまで経っても「外国人」なのだ。
日本の法律で
二重国籍が認められていない以上、仕方ない。
事あるごとに実感させられる事実。
イタリアごろごろ猫記のねるさんのエントリ
「Essere immigrati 移民であること」を読んで改めて実感。
私もイタリア、
しかもフィレンツェにずっと滞在し続けて10年が経過。
最初は学生の身分でふらふらと暮らしていて
自分でも確かに「外国人留学生」の気分だった。
しかし、その後、就労目的の滞在に切り替えて
今ではイタリア国家に税金も年金も微々たるものの
きちんと納めていて
それでもなおかつ選挙権もなく「外国人」扱いなのだ。
私は学生のままこちらに居ついてしまったので
日本の住民票は実家に置いたままだし
日本の年金も国民健康保険も
手続きをしないままで
日本に暮らしている状態になっている。
もちろん選挙権も日本にあるわけで
それを別に放棄する気もサラサラない。
こんなに好きで暮らし続けている国だけれど、
イタリア人と結婚しているわけでもない私は
今の時点で骨をここに埋める気はまだない。
いつかは日本に帰るのかなとぼんやり思ったりしている。
ただ日本で暮らす自分の姿が想像できないだけに
将来を今見極めるのは難しいところだけれど。
そんな私の中途半端な状態で
「外国人」扱い云々を論じる資格はないのだろうけれど
やっぱり、日々のちょっとした出来事の中でも
「私は外国人」だと痛感することが多くて。
イタリア人の中では
Extracomunitariと一まとめにされている
EU諸国外からやってくる人々。
その中にあって
日本人はそれでも恵まれた環境だとは思うけれど
やっぱり法的扱いの中では
日本人もアルバニア人も同じ。
われわれ在住日本人からしても
一般イタリア人からしても
自国の経済的・政治的問題から
やむなく流れ着いてきているような
東欧諸国や南米、中国からの移民と
日本人や韓国人は明らかに立場が違う。
でも、滞在許可証の申請に行けば
悪名高いフィレンツェの警察署では
どこの国から来ていようと一まとめで
就労許可証の取得に
5時間待たされる事だって珍しくない。
移民が増えたおかげでイタリアの人口が増加し
出生率も上がっているし、
辛い仕事の従事者も確保できているのに
警察署での扱いは家畜同然だと、憤慨する。
無益な憤慨なのだけど。
私はレジデンツァ(居住する住所での定住登録)も
もちろん取得しているのだけれど、
このレジデンツァ自体の有効期限は5年間。
しかし、滞在許可証の更新のたびに
レジデンツァとの関連付けが義務つけられていて
滞在許可証を更新するたびに市役所に出向いて
報告と登録をすることになっている。
今年の6月に出向いた、
そのときに驚愕の事実を発見。
今まで知らなかったんですけど。
私のデータの一番下に
「1995年より日本から移民」と明記されていたのです。
本人は移民してきたつもりは全くなかったんですけど…。
法的な扱いではそうなるのですね。はぁ。
ちょっとショックだったのです、個人的に。
そして突発的に
Stingの「Englishman in New York」を
口ずさんでしまったのでした。
ドメイン取得後改装中
どんなにこの国を知ろうとしても
所詮われわれはいつまで経っても「外国人」なのだ。
日本の法律で
二重国籍が認められていない以上、仕方ない。
事あるごとに実感させられる事実。
イタリアごろごろ猫記のねるさんのエントリ
「Essere immigrati 移民であること」を読んで改めて実感。
私もイタリア、
しかもフィレンツェにずっと滞在し続けて10年が経過。
最初は学生の身分でふらふらと暮らしていて
自分でも確かに「外国人留学生」の気分だった。
しかし、その後、就労目的の滞在に切り替えて
今ではイタリア国家に税金も年金も微々たるものの
きちんと納めていて
それでもなおかつ選挙権もなく「外国人」扱いなのだ。
私は学生のままこちらに居ついてしまったので
日本の住民票は実家に置いたままだし
日本の年金も国民健康保険も
手続きをしないままで
日本に暮らしている状態になっている。
もちろん選挙権も日本にあるわけで
それを別に放棄する気もサラサラない。
こんなに好きで暮らし続けている国だけれど、
イタリア人と結婚しているわけでもない私は
今の時点で骨をここに埋める気はまだない。
いつかは日本に帰るのかなとぼんやり思ったりしている。
ただ日本で暮らす自分の姿が想像できないだけに
将来を今見極めるのは難しいところだけれど。
そんな私の中途半端な状態で
「外国人」扱い云々を論じる資格はないのだろうけれど
やっぱり、日々のちょっとした出来事の中でも
「私は外国人」だと痛感することが多くて。
イタリア人の中では
Extracomunitariと一まとめにされている
EU諸国外からやってくる人々。
その中にあって
日本人はそれでも恵まれた環境だとは思うけれど
やっぱり法的扱いの中では
日本人もアルバニア人も同じ。
われわれ在住日本人からしても
一般イタリア人からしても
自国の経済的・政治的問題から
やむなく流れ着いてきているような
東欧諸国や南米、中国からの移民と
日本人や韓国人は明らかに立場が違う。
でも、滞在許可証の申請に行けば
悪名高いフィレンツェの警察署では
どこの国から来ていようと一まとめで
就労許可証の取得に
5時間待たされる事だって珍しくない。
移民が増えたおかげでイタリアの人口が増加し
出生率も上がっているし、
辛い仕事の従事者も確保できているのに
警察署での扱いは家畜同然だと、憤慨する。
無益な憤慨なのだけど。
私はレジデンツァ(居住する住所での定住登録)も
もちろん取得しているのだけれど、
このレジデンツァ自体の有効期限は5年間。
しかし、滞在許可証の更新のたびに
レジデンツァとの関連付けが義務つけられていて
滞在許可証を更新するたびに市役所に出向いて
報告と登録をすることになっている。
今年の6月に出向いた、
そのときに驚愕の事実を発見。
今まで知らなかったんですけど。
私のデータの一番下に
「1995年より日本から移民」と明記されていたのです。
本人は移民してきたつもりは全くなかったんですけど…。
法的な扱いではそうなるのですね。はぁ。
ちょっとショックだったのです、個人的に。
そして突発的に
Stingの「Englishman in New York」を
口ずさんでしまったのでした。
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