送信from Y.Yoshizmi 治りが遅いのは、まるで街中を20キロで走っているジジババの車のようだ。
「おおい、生きてるのか? 日が暮れちまうじゃねえか!」
それくらい、私の指は治りが「遅い」のだが、それでも少し変形して、ようやく、ここまで治ってきた。まだ、皮膚が薄くて爪になり切れない。触ると、刺激が全身を駆け抜ける。すぐに乾いてしまうのだが、まだ、乾かさないで高級バンドエイドを貼っておくほうがいいようだ。
水仕事は平気なのがありがたい。
6時ごろから3時間。ようやく二人はデーに出かけた。日に日にお袋の認知が進み、オヤジの体力劣化が進んでいるのに、驚かされる。これまでの長い間とは、明らかな違いがあるようだ。
さて、夕方の通夜の手伝いまで、フリータイム。ワイフは週2回の臨時パートを、今日は休んだ。5時前の集合がかかっている私に、デーから5時ごろ戻ってくる二人の夕飯の世話との掛け持ちは、いささか無理だ。
集合に遅れても、二人の食事の準備は何とかなるだろうと考えていたが、6時から通夜には村人もやってくる。7時にしか戻ってこれないワイフが、遅れて通夜に顔を出すのを敬遠したのだろう、休むと言い出した。「休んでくれ」などと言わなくて良かった。言ったら、休まない。敵は北朝鮮より手ごわいのだから。
最近、つくづく思うね。理屈には屁理屈もあるし、自分勝手なものだ。しかし、合理性には、数学の1+1のように反論の余地がない。合理性の追求に「感情」は邪魔になる。どこまで排除できるかが鍵だ。