モノと心の独り言

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メディア・エスカレーターのステップに載って

2005-12-22 10:08:01 | コミュニケーション-メディア
台北、人とモノと漢字の街に、映像が目立ち始めて
台北、地下鉄駅ホームのビジョン

この写真は、地下鉄台北駅 
板橋線から淡水線へ乗り換える時に通る深いエスカレータを降りているところだ。

エスカレータを降りる右、壁面一杯に
「Asian Beauty」のチャン・ツィーたちモデルの写真ポスターが拡大して張り込まれ、
エスカレータから正面に見るビジョンで、映像と音声が流れる。
反対の壁面は、「Asience」大きなロゴと、商品パッケージの写真。

ここでは、動かない写真、それも女性の視線が、場の雰囲気を支配し、
ビジョンの音声が、どこを向いても身体に響き渡る。
私たちは、ベルトコンベアもどきの上、
通勤・生活の番組表のチャネルを選んだように、
このメディア・メッセージを浴びる。

写真、映像と音声、図、文字 だけの時間・空間が、
日々、日々、繰り返され、
生活行動空間のメディア・メッセージ溢れる中、
私たちは、メディアを消費することには長けるのだが、
自分からのメッセージが断片化しているのではないか?

同時に、自身も断片化し、
内面化した自身の底が外れていて、
親しみ・馴染みのあるメッセージの場へ、
ばらばらに浮遊しているのだ。

すでに、日常化している街のメディアが、
この交通空間では、見事に総合され、
私たちは日々、
このメディア・エスカレーターのステップに”載って”いる。
渋谷 スクランブル交差点を見下ろす女


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