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’数奇’は、メディア・アートだったんだと グレン・ルイス展で気がついて

2015-03-23 10:00:56 | コミュニケーション-メディア

3月25日まで、銀座の若山美術館で開かれている「グレン・ルイス展」は、グレンが巡った日本庭園の写真に、グレンが焼いた陶器をならべた楽しい展示。

    

 

まちひとサイト記事

「日本庭園にグレン・ルイスの陶器を’見立て’る面白さ、3月25日まで、若山美術館 銀座」

 

’見立て’とは、こういうことだったんだ!

写真と陶器の組み合わせは、メディア・ミックス!

メディアとは、意味を仲介するもの。

仲介するメディアを分野で分けるのは、可笑しい。

 

クロス・メディアとか、メディア・ミックスがメディア・ビジネスに意識されて、パーソナルなコミュニケーションも、ソーシャルに動員されて、マスマーケッティングの手段となっている。報道も娯楽も感情商品となって、今現在のために、生活全体の視覚/聴覚/嗅覚と触感を動員している。

 しかし、’数奇’は、自身の感性で関係づけ寄せ合う技。

有名人/家元の感性を消費するばかりでなく、

’見立て’るという、複雑系の中で自己組織化する感覚を研ぎすましてゆく、自身の生き様、身の置き処。

 

’数奇’とマス・マーケッティグは、結びつかないが、

希少性という錬金術を、’利休好み’は、生んだのではないか?

命を掛けた戦乱の報償が、城一つから茶器一椀へと。

欲望と不安の市場金融資本の逓増さにはかなわないが、限り有る潔さが、骨董にはありそうだ。


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