3月25日まで、銀座の若山美術館で開かれている「グレン・ルイス展」は、グレンが巡った日本庭園の写真に、グレンが焼いた陶器をならべた楽しい展示。
まちひとサイト記事
「日本庭園にグレン・ルイスの陶器を’見立て’る面白さ、3月25日まで、若山美術館 銀座」
’見立て’とは、こういうことだったんだ!
写真と陶器の組み合わせは、メディア・ミックス!
メディアとは、意味を仲介するもの。
仲介するメディアを分野で分けるのは、可笑しい。
クロス・メディアとか、メディア・ミックスがメディア・ビジネスに意識されて、パーソナルなコミュニケーションも、ソーシャルに動員されて、マスマーケッティングの手段となっている。報道も娯楽も感情商品となって、今現在のために、生活全体の視覚/聴覚/嗅覚と触感を動員している。
しかし、’数奇’は、自身の感性で関係づけ寄せ合う技。
有名人/家元の感性を消費するばかりでなく、
’見立て’るという、複雑系の中で自己組織化する感覚を研ぎすましてゆく、自身の生き様、身の置き処。
’数奇’とマス・マーケッティグは、結びつかないが、
希少性という錬金術を、’利休好み’は、生んだのではないか?
命を掛けた戦乱の報償が、城一つから茶器一椀へと。
欲望と不安の市場金融資本の逓増さにはかなわないが、限り有る潔さが、骨董にはありそうだ。
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