部屋にテレビカメラが入るのは、経験からあまり嬉しいことではなかったのですが、一つ、私が予定していたクラスがキャンセルになってしまったこともあり、いらっしゃることになりました。リビングルームだけでいいということでしたので、有り難かったです。
ここで少しお話をして、予定より少し遅れてこの時間が終わりました。次の取材はMGMで2時からです。自転車にしようか、車の方がいいだろうか、と支度をしながらしばらく考えた末、車で行くことにしました。車なら、とバックパックがパンパンになるほど荷物を詰めました。そしてカギを回すと、
「キキキキキ…。」
もう一度やり直しても
「キキキキキ…。」
動きませんでした。
「バッテリーかな…。」とがっかりしながら、部屋へ戻り、来週の着替えまで詰めたパンパンのバックパックはそのまま背負って自転車に乗り、出掛け直しました。そのため、2分遅刻してしまいました。
そこから街を少し歩き、戻るとバックステージをご案内しました。質問を聞きながら、出番と出番の間は、ゆっくりする時間があると思われていると分かりました。私の場合は身体を動かしたり、走り回っていることの方が多いのですが、お客様にはそのバタバタが伝わらないのはいいことです。
撮影がないお昼は、食べることに集中できました。
その後メイクの撮影。時間を過ぎてもいらっしゃらなかったので始めてしまいました。するとすぐいらして、カメラは筆をぶつけてしまうかと心配するぐらい顔の近くまで近づいてきました。少しお話をしながらメイクをしたので、予想通りいつもより時間が掛かりました。
メイクが終わると、次の取材予定まで少し時間があったので、裏で身体を動かしていました。ミュージシャン達が音を出し始めたので、そろそろ5時半かな、とトレーニングルームへ移動をすると、テレビの方々はもういらしていました。
そこで新しいアーティストらしき人を見かけたので話しかけると、そうでした。デュエットの代役として来たそうです。そして、私の代役をするアーティストも到着していることを教えてもらいました。取材時間の最後に最終インタビューがありましたが、あまり上手く話すことができず、とても心残りでした。
更衣室へ戻ると、先程のアーティストの声が聞こえました。しばらくすると、こちら側へ来て、「こんにちは。ビクトリアです。」と言ってから、「あなたにはさっき会ったわね。私はダンスとか体操とかいろいろ習ったけれど、その時はバトンを習う人がいるということが良く分からなかったのよ。でもね、あなたの演技を観て、どうして私はバトンを習わなかったのだろう、と思ったの。」と話してくれました。「今からでも習えるわよね。」
とても素敵な言葉は、しょ気ていた私を元気にしてくれました。今日はこの言葉を胸に、舞台に立つことになりました。
今日は、エリカに似たどこか素敵な感じのアーティスト、ビクトリアに出会い、そして、心優しいサミアとは別れなくてはいけない日でした。私は二人のことを思って踊り終えました。サミアは最後のお辞儀でアーティストが前に立つと、その前のパスレイルを下手から上手に走り抜けました。
ショーが終わると、隣の更衣室へ集まり、彼女にみんなからのプレゼントを渡し、シャンペンで乾杯をしました。彼女ととても仲良くしていたズラと、サミアは大粒の涙を流していました。
車が壊れてしまったので、サミアのパーティへは行けず。明日のランチへは出向けることを願っています。
ここで少しお話をして、予定より少し遅れてこの時間が終わりました。次の取材はMGMで2時からです。自転車にしようか、車の方がいいだろうか、と支度をしながらしばらく考えた末、車で行くことにしました。車なら、とバックパックがパンパンになるほど荷物を詰めました。そしてカギを回すと、
「キキキキキ…。」
もう一度やり直しても
「キキキキキ…。」
動きませんでした。
「バッテリーかな…。」とがっかりしながら、部屋へ戻り、来週の着替えまで詰めたパンパンのバックパックはそのまま背負って自転車に乗り、出掛け直しました。そのため、2分遅刻してしまいました。
そこから街を少し歩き、戻るとバックステージをご案内しました。質問を聞きながら、出番と出番の間は、ゆっくりする時間があると思われていると分かりました。私の場合は身体を動かしたり、走り回っていることの方が多いのですが、お客様にはそのバタバタが伝わらないのはいいことです。
撮影がないお昼は、食べることに集中できました。
その後メイクの撮影。時間を過ぎてもいらっしゃらなかったので始めてしまいました。するとすぐいらして、カメラは筆をぶつけてしまうかと心配するぐらい顔の近くまで近づいてきました。少しお話をしながらメイクをしたので、予想通りいつもより時間が掛かりました。
メイクが終わると、次の取材予定まで少し時間があったので、裏で身体を動かしていました。ミュージシャン達が音を出し始めたので、そろそろ5時半かな、とトレーニングルームへ移動をすると、テレビの方々はもういらしていました。
そこで新しいアーティストらしき人を見かけたので話しかけると、そうでした。デュエットの代役として来たそうです。そして、私の代役をするアーティストも到着していることを教えてもらいました。取材時間の最後に最終インタビューがありましたが、あまり上手く話すことができず、とても心残りでした。
更衣室へ戻ると、先程のアーティストの声が聞こえました。しばらくすると、こちら側へ来て、「こんにちは。ビクトリアです。」と言ってから、「あなたにはさっき会ったわね。私はダンスとか体操とかいろいろ習ったけれど、その時はバトンを習う人がいるということが良く分からなかったのよ。でもね、あなたの演技を観て、どうして私はバトンを習わなかったのだろう、と思ったの。」と話してくれました。「今からでも習えるわよね。」
とても素敵な言葉は、しょ気ていた私を元気にしてくれました。今日はこの言葉を胸に、舞台に立つことになりました。
今日は、エリカに似たどこか素敵な感じのアーティスト、ビクトリアに出会い、そして、心優しいサミアとは別れなくてはいけない日でした。私は二人のことを思って踊り終えました。サミアは最後のお辞儀でアーティストが前に立つと、その前のパスレイルを下手から上手に走り抜けました。
ショーが終わると、隣の更衣室へ集まり、彼女にみんなからのプレゼントを渡し、シャンペンで乾杯をしました。彼女ととても仲良くしていたズラと、サミアは大粒の涙を流していました。
車が壊れてしまったので、サミアのパーティへは行けず。明日のランチへは出向けることを願っています。