のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

振り写し開始

2008-12-16 | KA
 代役への振り写しが始まりました。彼女はバトントワラーですし、ダンサーですし、その上DVDを観て予習をしておいてくれたので、とてもスムースでした。私は予想していたことですが、アーティスティックコーディネイターは、彼女がここまで出来ると思っていなかったらしく、二人で「バトントワラーだったらね…。」と言って笑いました。今頃は、初めから日本人のバトントワラーを代役にすれば良かった、と思っていらっしゃるかもしれません。最後には、周りで見ていた人々から拍手が出るほど順調でした。
 今日から一週間、本番中に代役が後をついてくることを言われました。これはいずれしなくてはいけないこととは分かっていましたが、今日初めてフルートを回すところを半分行っただけで、他のシーンを何もしていない今これをするのが適当なのか、とても疑問でした。他のシーンの練習をしていたら、出のタイミングや退場する方向などをその時に伝えられます。でも何も知らない時にこれを行うと、本番中に伝えることが多くなります。
 私は普段、本番中は無口なので、それを彼女に伝えました。彼女も「本番中に人がついてくるのは嫌ですよね。」と状況を十分に分かっていてくれたのでありがたかったです。
 一週間あるので、少しずつ伝えればいいとは分かっていたのですが、伝え忘れたことがあると気になって、舞台に出て行きながら「あっ。」と思うことが度々ありました。普段、自分がショーの中に入り込んでいると思うことはないのですが、今日は現実を見ながらショーをしているようでした。それでもフルートを回すところは、今日の振り写しのことを楽しく思い出しながら、気持ち良く踊ることができました。
 代役がついてくるのは、一回目のショーだけなので、二回目のショーは安心して落ち着いて過ぎて行きました。
 本物の役者さんでしたら、一瞬にしてその役になれるのでしょうが、私はまだまだ時間が掛かることが良く分かりました。この一週間は少し大変ですが、私にもいい機会と思って過ごすようにします。

 メイクのティッシャはとても器用です。今日はクリスマスツリーの飾りにKAのキャラクターの顔を描いたと言って見せてくれました。「人の顔はまん丸じゃないでしょ。でもボールはまん丸だから、そこに人の顔を描くのが大変だったわ。」と。私のキャラクターは他のキャラクターよりももっと上手に見えたのは、私の顔がまん丸だからでしょうか。丸顔のキャラクターがいっぱいの、とても楽しいクリスマスツリーになっていました。
コメント
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