のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

雪の結婚式

2008-12-17 | KA
 ラスベガスも雪が降ることがあります。いつもは「あ、雪!」と言っているうちに終わります。でも、月曜日に降った雪は、街を少し外れたところでは積もったそうです。
 そして、友人の結婚式の今日、また雪が降りました。それも、街中でも積もるほどたくさん。ラスベガスの街が銀世界となりました。真っ白な雪に包まれた、ラスベガスの小さな教会での結婚式は、私にとっても忘れられない思い出となることでしょう。
 雪が降るのは稀ですが、雨は思っていたよりも降ります。土砂降りのこともありました。なのに、なぜ今日雨漏りなのでしょう…。劇場のあちらこちらで雨漏り。天井に穴も見つかったそうです。
 この街は、雨が降ることを想定しないで造られていると思うことがあります。いま建設中のシティセンターの辺りは、長靴を履いても役目を果たさないのではないかという位、雨の降る日は水が溜まりました。シティセンターの建設現場を見るたびに、私はそのことが気になって、水捌けを考えて建設が進められていることをいつも願って通り過ぎます。
 KAの劇場は、どうなのでしょう。日除けに屋根がついているだけなのでしょうか。雨漏りは時々あった気がしますが、今日は一番ひどかった様な気がします。雨というより、雪に弱かったのかしら…。

 アーチャズデンの始まりに、弓を射るアーティストが来ませんでした。どうなるのだろう、と思っていると、そのまま始めてしまうようでした。ステージマネージメントは分かっているのだろうかと思い、声に出すと、横に居たバイグーが「もう待てないから彼なしで始めるんだよ。」と。即興に弱い私は、さらに緊張しました。そして何の打ち合わせをすることもなく、幕は開きました。人の動きを見て反応するしかありません。ステージマネージメントはどうにかなると思って、送り出すのでしょうが、こちらはドキドキです。
 こういう時、一番に動き出すアーティストはすごいと思います。私はそのアーティストの動きを見て、話をつなげていくことになりました。一瞬のことですが、どうにかなってほっとしました。