山頭火つれづれ-四方館日記

放浪の俳人山頭火をひとり語りで演じる林田鉄の日々徒然記

豊年のよろこびの唄もなし

2009-08-17 22:45:53 | 文化・芸術
080209074

―山頭火の一句― 昭和5年の行乞記、10月19日の稿に
10月19日、曇、時々雨、行程5里、妻町、藤屋

因果歴然、歩きたうないが歩かなければならない、昨夜飲み余したビールを持ち帰つてゐたので、まづそれを飲む、その勢で草鞋を穿く、昨日の自分を忘れるために、今日の糧を頂戴するために、そして妻局留置の郵便物を受取るために-酒のうまいやうに、友のたよりはなつかしい-。

妻まで5里の山路、大正15年に一度踏んだ土である、あの時はもう二度とこの山も見ることはあるまいと思つたことであるが、命があつて縁があつてまた通るのである、途中、三名、岩崎、平群といふ町を行乞して、やつと今日の入費だけ戴いた、-略-

留置郵便は端書、手紙、雑誌、合せて11あつた、くりかへして読んで懐かしがつた、寸鶏頭君の文章は悲しかつた、悲しいよりも痛ましかつた、「痰壺のその顔へ吐いてやれ」といふ句や、母堂の不用意な言葉などは凄まじかつた、どうぞ彼が植えさせたチューリップの花を観て微笑することが出来るやうに。-略-
※表題句の外、11句を記す

―世間虚仮― 幸福の空騒ぎ

やれ、出るの出ないのと、幸福の科学の大川隆法が、告示近くなって二転三転と大騒ぎしていたが、どうやらやっぱり出ることになったらしい。

ところがなぜか、比例区東京ブロックから近畿ブロックへと、いつのまにか転身なさっている。もちろん名簿順位は1位と変わらないが‥。これって東京比例区より近畿のほうが、得票が多かろうと、独自のリサーチでもあったと云うことか。
それにしても、民主党を利することになるからと、告示も間近となっての空騒ぎ、大挙して撤退すると言ってみたり、直前になってのドタバタ劇には、開いた口がふさがらない醜態ぶりだ。

‘95年には信者数1000万人を突破したと豪語した幸福の科学、まあこれは眉唾にちがいないが、300万とも500万人も巷で喧伝されてきたのも事実だが、比例区であれ選挙区であれ、果たしてどれだけの票を集めるのか、私などにも、その総得票数の結果だけがちょっと気になる幸福実現党の選挙だ。

―四方のたより―今日のYou Tube-vol.41-

四方館DANCE CAFEより
「出遊-あそびいづらむ-天河織女-あまのかわたなばた-篇」Scene.3




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