山頭火つれづれ-四方館日記

放浪の俳人山頭火をひとり語りで演じる林田鉄の日々徒然記

凍テ土をひた走るバスも空つぽ

2010-01-02 20:36:10 | 文化・芸術
Dscf1171

-四方のたより- 離島のご来光

冬の八重山諸島は
どんよりと厚い曇に覆われて
海も荒れ模様つづきの小旅行だったが
旅も終わりを迎えた元日の朝
此処は小浜島の、とあるホテルのレストラン
どうした僥倖か
雲の切れた青空に
ほのかに紅色を帯びて輝く太陽が
やさしい光りを届けてくれていた

―山頭火の一句― 「三八九-さんぱく-日記」より-16-
1月12日、曇、陰鬱そのものといつたやうな天候だ。

外は雪、内は酒-憂鬱を消すものは、いや融かすものは何か、酒、入浴、談笑、散歩、等、等、私にあつては。

夕方から熊本へ出かける-ここも市内だけれど、感じでは出かけるのだ-、元寛さん、馬酔木兄さんに逢ふ、別れて宵々さんを訪ねる、御夫婦で餅よ餅よと歓待して下さる-咄、酒がなかつた、などといふな-、私はこんなに誰からも歓待されていいのだらうか。

※表題句の外、3句を記す


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