旧いノートから -四方館
身体表現、その水位に関する一考察 (1981.6)
○身体表現の[発生]への着眼
<文化の発生>の根拠
群れ化 ―― 場 ―― 個体の遊動性 ―― 個性化
(社会形成) (相互交流)
ピアジェの<運動表象思考>から<直感的思考>へ
――主体と環境との相互作用――
幼児の思考の起源へ・・・・・
感覚運動的活動が、内面化され、
構造化され
社会化される
癒合的状態 ―― 自己中心化 ―― 脱中心化
<リズムの発生>
表現は自然に先行する―自然のとりこみ―自然の虚構化
人が自己本質の外化の一形態として、
リズム(表現)を定着しえた時、
はじめて自然や生命現象のうちに
リズムの規範性と共通するもの
― 周期性など ― を見いだす。
文化 = 虚構としての第2の自然
外化され<時=空>的に定着するものは、
それ自体、表現であるところの
<リズム=場面>である。
象徴化 = 特権化 = 様式化
<能>は合理的な空間形成の芸術様式である。
その舞台機構が有する、空間の不等価性によって
演者の身体に特権性を帯びさせる。
三方にひろがった正の空間と、
それゆえ不当に限定された負の空間とが、
結ばれ紡がれていくことによって
<場面>を形成し、
[リズム―内面化]されていく。
○仕掛けとしての方法的着眼
―[身体表現発生過程]としての循環論 ―
<共感・共鳴性>
ゆすり・ふりの世界
<自己中心化の過程>
もの・ことに向かう世界
<構築性>自己の発見
立つ世界
<脳中心化の過程>
脱中心化――中心化の往還
集める・分けるの世界
<非中心化>
世界を相対化する
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