今井伸治さんの作品展「キューブ」

今井さんは、ここ20年位、「木」と向き合っている。けっして他の素材を無視しているのではなく、時に「金属」を組み合わせたり、「土」を埋め込んでみたり、もちろん「紙」だって使う。
その時々に出会うテーマを大切にしながら、「木」の持つ 強さ、やさしさ、自由さ、そして、それ以上の何かを 感じさせてくれる。

キューブ(立方体)が、今のテーマ。

今井さんとは、いつも 他愛のない会話ばかりしてしまう。
作品の作り方や、材料の仕入れなどの話はするのだが、作品1点1点についての 想いやイメージに関しては 最近 話していない。
もちろん聞けば教えてくれると思うのだが、聞かない方が そこに在る作品に向き合える気がする。

10人が見れば、10人の感じ方があっていいんじゃないのか?正しい答えがないと行けないのか?
ここから先は、ぼくの中にいる「今井伸治」さんが こんな風に考えているであろうというお話。
今井さんが製作する時には、確かなイメージがあるであろう。
そのイメージを理解してもらいたい気持ちもあると思う。
しかし 今井さんは、他の人に 「どのように見えるか」「どう感じたか」 という事を知りたい気持ちの方が強いと思う。

そして、キューブ。
前回、この あるぴいの銀花ギャラリーでの展示は、壁に掛ける作品が多かった。壁に掛けると、見る方は 正面から捉えようとしてしまう。
通常の立体作品も、正面から見ようとしてしまう。確かな正面があるから、横から見たり、斜めから見れたりするのだと思う。
単純明快な形態であるキューブの正面は、どこだろう?
今井さんから 搬入終了後の帰り際、ひと言。
「たけちゃん、面白く見える角度があれば、どんどん変えてね」
やっぱり今井さんは、芯があるのに柔らかい。

さらに今井さんは、その先を考える。
「キューブの中も感じてほしい」と。

穴をあけたり、切り取ったり、つなぎ合わせたり。
見えるところ、見せたいところ、見えないところ、見せないところ。

想像することは、愉しい。
今井さんの「今」を見ると、とうぜん「次」は、もっと愉しくなる。
お時間が許すなら、午前中の日差しの中と、暗くなってからの時間。
2度見てほしいです。

今日は何だか 偉そうで・・・・・ スイマセン。

今井さんは、ここ20年位、「木」と向き合っている。けっして他の素材を無視しているのではなく、時に「金属」を組み合わせたり、「土」を埋め込んでみたり、もちろん「紙」だって使う。
その時々に出会うテーマを大切にしながら、「木」の持つ 強さ、やさしさ、自由さ、そして、それ以上の何かを 感じさせてくれる。

キューブ(立方体)が、今のテーマ。

今井さんとは、いつも 他愛のない会話ばかりしてしまう。
作品の作り方や、材料の仕入れなどの話はするのだが、作品1点1点についての 想いやイメージに関しては 最近 話していない。
もちろん聞けば教えてくれると思うのだが、聞かない方が そこに在る作品に向き合える気がする。

10人が見れば、10人の感じ方があっていいんじゃないのか?正しい答えがないと行けないのか?
ここから先は、ぼくの中にいる「今井伸治」さんが こんな風に考えているであろうというお話。
今井さんが製作する時には、確かなイメージがあるであろう。
そのイメージを理解してもらいたい気持ちもあると思う。
しかし 今井さんは、他の人に 「どのように見えるか」「どう感じたか」 という事を知りたい気持ちの方が強いと思う。

そして、キューブ。
前回、この あるぴいの銀花ギャラリーでの展示は、壁に掛ける作品が多かった。壁に掛けると、見る方は 正面から捉えようとしてしまう。
通常の立体作品も、正面から見ようとしてしまう。確かな正面があるから、横から見たり、斜めから見れたりするのだと思う。
単純明快な形態であるキューブの正面は、どこだろう?
今井さんから 搬入終了後の帰り際、ひと言。
「たけちゃん、面白く見える角度があれば、どんどん変えてね」
やっぱり今井さんは、芯があるのに柔らかい。

さらに今井さんは、その先を考える。
「キューブの中も感じてほしい」と。


穴をあけたり、切り取ったり、つなぎ合わせたり。
見えるところ、見せたいところ、見えないところ、見せないところ。

想像することは、愉しい。
今井さんの「今」を見ると、とうぜん「次」は、もっと愉しくなる。
お時間が許すなら、午前中の日差しの中と、暗くなってからの時間。
2度見てほしいです。

今日は何だか 偉そうで・・・・・ スイマセン。